西岡がKNOCK OUT王者の不可思破る大金星【4・27 SB】

【写真上】笠原が右フックでダウンを奪う 【写真下】最後は兄弟で写真に収まった(撮影・小林郁人)
SBの笠原弘希がダウンを奪って判定勝ち

 今回の対抗戦で一番の輝きを放ったのが次鋒戦に出場したSBの笠原弘希。

 小笠原裕典からダウンを奪った上で判定勝ちした。

 1R、小笠原のローに笠原が左のジャブを合わせると、笠原が踏み込んだところに小笠原が左フックをカウンターでヒットさせるなど互いのカウンターが冴えわたる。

 この試合も勝負を左右したのは投げ技。組み付いた小笠原を笠原が首投げにとらえ、シュートポイント1を獲得する。

 2Rに入ると小笠原はローからパンチにつなげ、コーナーに詰めてはヒジを狙うなど挽回を狙う。笠原もヒジを狙うなど対抗。小笠原が笠原をコーナーに追い込むが、笠原は左手を突っ張り小笠原に追撃を許さず、右ストレートを連打する。そして体勢を入れ替えたところで小笠原が左フックを打ちながら飛び込んだところで右のフックをカウンターで決めダウンを奪う。

 後がない小笠原は3R開始からパンチを放っていくが距離が詰まってしまい組み止められ連打で畳み掛けることができない。ならばとボディーにヒザを打ち込んでいくが決定打とはならない。小笠原はバックヒジ、飛びヒザからパンチを狙うが笠原は足を使ってかわし、焦りからかやや攻撃が雑になった小笠原に対して確実にカウンターを当てていく。

 試合は判定となったが3者とも30-27で笠原が完勝。

 SBとREBELSの対抗戦は4月20日に行われた「REBELS.60」でスタートしたのだが、そこではSBは2連敗。笠原がSBの初勝利を挙げた。