「東京レインボープライド2019」プライドパレードに過去最高の1万人参加

一見、LGBTとは無縁に思えるが、話を聞いてみると実は関係大ありだった「入棺体験撮影会」
ひたすら楽しいものから便利なものまでブースがたくさん

 フェスティバル会場には多くの企業のブースが並ぶ。その数は一昔前とは比べようもない数で、以前は見かけなかった企業名もあり、「東京レインボープライド」が関係者の努力で日本中で広く認知されるイベントに育ってきたことをうかがわせた。

 また法律相談といったLGBTを取り巻く問題に直面した時に役立つ実用的なブースや世界各国のLGBT関連団体のブースといった、「考える」きっかけとなるようなブースも多く、ただ楽しむだけではないフェスとなった。
入棺体験撮影会とは?

 そんな中、異彩を放っていたのが終活支援を行っている団体が出展した「入棺体験撮影会」というブース。

 結婚制度に守られていないLGBTの人々はパートナーが亡くなった時に相続や一緒のお墓に入れないといった問題が発生するケースも多い。そもそも葬儀に呼ばれないということもある。

 ここでは片方が実際に棺に入ってみることで、パートナーが亡くなった時の状況を疑似体験。死について今一度考えるための問題提起となっていた。

 イベント広場ではこの日はm-flo、清貴、GAYSHA GALsのライブが行われ、トリを務めたm-floは 計9曲を披露。明日(29日)もライブステージでは青山テルマ、中村中、水曜日のカンパネラら9組がライブを行う。
すっかり恒例となったレインボープライド限定TENGA
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