浅田美代子、樹木希林に感謝し涙「この作品は身に余るギフト」



 撮影中にはこんなエピソードも。今回、浅田や木内は撮影にあたり、衣装や小道具の一部を自前で用意したという。なかでも聡子を犯罪に巻き込む怪しげな女を演じた木内は、「現金も自前でした!」と大胆発言。札束を使用するシーンでは、現金を自ら銀行で下ろし、撮影現場に持ってきたという。「上2、3枚だけ本物(のお札)で、あとは白い紙とか、そういうの嫌だなと思って。スタッフの人にお願いするのもなんなので、自分で100万円下ろしました」と、プロ根性を見せた。これには浅田も「びっくりしちゃった!」と語り、会場を笑いに包んだ。


 終始、和やかな舞台挨拶だったが、舞台挨拶の締めくくりには、浅田が感極まり、涙する場面も。「私の身に余るほどのギフトを与えてくださった樹木希林さんに本当に感謝しています。そして、これだけのギフトをいただいたので、ぜひ多くの方に観ていただきたいです。それが一番、希林さんが喜んでくれるんじゃないかなと思います」とメッセージを送った。

 樹木希林がその人生の最後に世に問いかけた、生涯唯一の企画作品。映画『エリカ38』は6月7日から全国ロードショー。
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