日中対抗戦全試合決定。大将戦で卜部功也が兄の敵討ち【7・21 KRUSH】

副将を務める伊藤
副将戦の伊藤は「KRUSHのほうが強いということを証明するために必ず勝ちたい」

 中堅戦は藤村大輔vsドン・ウェンフェイ。ドンは押しも押されもせぬ中国・武林風のウェルター級のスーパースターで、今回の中国チームのチームリーダーも務めている。

 藤村は「前回の試合で負けて、2年前の中国遠征では中国選手に負けてしまっているので、今回負けると二重の意味で連敗が続いてしまうので必ず勝ちたい。相手の選手は世界のトップ選手や有名な選手とやっていて、そんな強い選手を自分に当てられた意味をしっかり理解して臨みたい。前回中国で戦った相手はおかっぱ頭で入場もふざけていて、何を考えているのか分からない感じだった。でも、いざ試合が始まると凄い回し蹴りとか出してきて、バランスのいいファイトスタイルだった。中国人選手のイメージは謎。今までなめていたところはあったが、技術も上がっていると思うしレベルは高いと思う。ドン選手は武林風のハードパンチャー。自分はKRUSHのハードパンチャーとして必ず勝ちたい」などと話した。

 三将戦は中野滉太vsワン・ポンフェイ。ワンは2016年のKrush名古屋大会で野杁正明と対戦し敗れてはいるが、その後に急成長。今年1月にはWLF-65kgの王座に就いている。

 中野は「中国でもチャンピオンになっている強い選手なので戦うのが楽しみ。日中対抗戦ということで、日本を、また足立区を代表して現役チャンピオンをしっかり倒したい。トップ選手とやっている選手とやれるのはありがたい。この試合でしっかり倒して自分の実力を証明したい」などと話した。

 副将戦は伊藤健人vsジャオ・チョンヤン。ジャオは現在、武林風で売り出し中の選手。昨年の対抗戦でレオナ・ペタスと対戦し敗れはしたが、中国では世界の強豪を破っており、世界トップクラスの実力を持つファイター。

 伊藤は「お話を頂いて即決した。武林風は中国で一度出させてもらっていい経験になった。こういう機会があったらぜひ出たいと思っていた。選ばれたからにはKRUSHのほうが強いということを証明するために必ず勝ちたい。自分はK-1、KRUSHが世界のトップに位置していると思っているので、この強豪を倒して、K-1やKRUSHでトップ選手とやれるように、今回の試合は落とせないと思っている」と必勝宣言。