【インタビュー】DOBERMAN INFINITY、初のベストアルバムに込めた熱い思い アリーナツアーへ弾み



――さて、GSさん。思い入れのある曲は。

GS:「Do or Die」ですね。「HiGH&LOW」というプロジェクトは、俺たちのこの5年間のなかで、大きな起点になっているんです。「Do or Die」で山王連合会、親孝行というところで「JUMP AROUND ∞」、SWAYはMIGHTY WARRIORS、僕は達磨一家、CHOさんとKUBOちゃんはAKIRAくん演じる琥珀の曲と、「HiGH&LOW」の映画作品のほとんどに関わっています。ドームでライブもやらせていただいて、この曲でドーベルを知ってくださった方も多いでしょうし、僕らの顔になっている曲のひとつです。

――確かに「HiGH&LOW」の影響力はすごかったですよね。

GS:ドーベルが加速したポイントのひとつになっていると思います。

――たくさんの曲を書き下ろしていますが、スタンスとして、オーダーがあってそれに対して作るという作家的なものだったのか、もともと持っていたドーベルの世界観が「HiGH&LOW」と近いところにあって、ドーベルと作品がフィットしたといった捉え方もあると思うんですが。

GS:映画のために“書き下ろした”っていう感覚だったと思います。

KUBO-C:それが、ほとんどだったよね。

GS:「HiGH&LOW」で、本来なら作らなかっただろうと思うものに挑戦できたというところはありました。メンバーそれぞれがバラバラになって、SWAYは別のチームで、CHOちゃんとKUBOちゃんは2人で、僕もDARUMAさんと制作する。そういうトライができたことも収穫でした。違った形、違った角度でDOBERMAN INFINITYの存在や色を感じてもらえる楽曲を生み出せたのかなと思います。ああいう挑戦は、音楽をやっていて感じられる楽しい瞬間ですし、後々のドーベルの楽曲づくりに反映されてもいると思います。

――では、SWAYさんです。思い入れのある曲。

SWAY:…「GA GA SUMMER」ですね。これは後になって感じたことなんですけど、ライブで演奏するアレンジが多彩で、音楽的にいじりがいのある楽曲なんです。今も、これからもずっとやってきたいと思う曲ですし。それに……この曲を作った当時のこと、すごい思い出すんですよね……。

――夏ですし?

SWAY:制作していたころって、BBQだとか夏っぽいことを楽しむ時間もないぐらい詰まったスケジュールの毎日を送っていて、この曲はみんなで夏への欲望をぶつけたんです。その欲望がいい感じに詰まった。「GA GA SUMMER」というワードがプロデューサーのSUNNYBOYの自宅兼スタジオで生まれたのも鮮明に覚えてますね。それに「YOU ARE HOTTEST CRAZYなBABYは夏が好き」っていうフレーズも、ジムでなんかわからないけど思いついて、フレーズから楽曲を作ったのも初めてでした。KUBOさんの口笛を入れてみようとか……いろんな初めてが詰まってました。なんか面白い作り方だったんですよ。ラフにやりたいことを書いて、それが曲になってっていく。前の曲ですけど、もっと聞いてほしいな……もっと売れてもいいんじゃっていう曲のひとつです(笑)。

――では、KAZUKIさん。

KAZUKI:僕は「あの日のキミと今の僕に」ですね。この曲も、もう1回、もっとたくさんの人に聞いてほしいなと思う曲です。バラードで歌で表現できるところが大きい曲だったのもあって思い入れが強いですし、曲が完成するまでの道のりがすごく険しかった。何度もやり直しましたし、みんなで集まって恋バナをしてね……。

SWAY:男子会ね~(笑)。そこまで、引きずります、って?

KAZUKI:当たり前のことかもしれませんが、みんなそれぞれ価値観が違うから、その状況に置かれた時の言葉の返し方とか、いろいろなんですよ。どんなものが流行っているからとか意識をせずに作った曲ですし、僕としては、よくあるじゃないですか、冬のコンピ盤とか。そういったものに入れてほしいぐらいに思ってます。冬の名曲のひとつって呼ばれるように、なってくれたらなあ。そういう曲だと思ってるんですよ。

――キラキラしていて切なくて、リリース時には、クリスマスツリーの点灯イベントもしましたよね。中目黒で。メンバーでツリーの飾りつけもしたりして。

KAZUKI:しましたね。

KUBO-C:もう懐かしい。

――5曲あげてもらっただけですけど、それだけでこの5年がどんなに濃密だったのかが伝わってきます。そのすべてを持ってのアリーナツアーですし、否応なしに高まっちゃいますね、期待が。

GS:まだそれぞれがこんなことしたいってアイデアを考えている段階ですけど、このアルバムが世に出るころにはそろそろね、見えてきてると思いますよ。

SWAY:まあ、……ポップアップはないと思います(笑)。

――飛び出す(笑)

KAZUKI:アルバム曲とピンポイントとなる曲はやって……

P-CHO:その、嵐やけどな(笑)。

KUBO-C:自分たちらしいライブをしたいですね。派手に“っぽくないこと”はやらずに。

――楽しみです。その前に、恒例の「D.Island 2019」がありますね。今年は7月開催。

SWAY:ワンマンと全然違うのでいいですよね、「GA GA SUMMER」じゃないけど、外でお酒飲んだりできるので。

――夏したいという欲望が……発散できますね。そちらも楽しみにしています。ありがとうございました。
■ベストアルバム『5IVE』6.24リリース
表題曲「5IVE」を筆頭に、フジテレビ系ドラマ「GTO」挿入歌「 INFINITY」を始めシングル曲と、新曲で、全18曲を収録。[CD+DVD]盤のDVDにはミュージックビデオ12曲分を収録した。(CD+DVD)は4700円、CDのみは3200円。ともに税別。TOWER RECORD、TSUTAYA RECORD、HMV・Loopi、楽天ブックスそれぞれの限定盤などがある。



■「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2019 5IVE 〜必ず会おうこの約束の場所で〜」11月スタート

11月16日(土) 静岡・エコパアリーナ
11月19日(火)神奈川・横浜アリーナ
11月20日(水)神奈川・横浜アリーナ
11月26日(火)大阪・大阪城ホール
11月27日(水)大阪・大阪城ホール

すべて18時開場、19時開演。全席指定9000円(税別)

http://dobermaninfinity-ldh.jp

<<< 1 2 3