シュートボクシング新時代のエース海人インタビュー 「車と服が好き。でもSNSは苦手です」

 昨年12月にはKNOCK OUTにも参戦し、水落洋祐にTKO勝ちを収めた。
「会場はS-cupと一緒だったんですが、全然雰囲気が違っていたし、ファンの皆様の空気感も全然違っていて新鮮なものを感じました」

 敵地に乗り込むときにプレッシャーは?
「なくはないですけど、それを力に変えて頑張る気持ちになれるので、いいプレッシャーをもらえています」

 もともと感じない?
「格闘技に関しては試合とかのプレッシャーはあまり感じないです。他のことになるとちょっと弱いかも」

 他のこととは?
「テレビとか(笑)。“関西人やから面白いこと言うんやろ”みたいなのには結構やられるかもしれないです(笑)」

 そこのメンタルが今後の課題?
「そうですね」

 エースの自覚はいつごろから?
「エースとしての自覚…。鈴木さんとやらせてもらったときに新旧エース対決といわれていたこともあって、そこで勝って“自分が代わりに背負っていかないとあかんねんな”とは強く思いました。そしてそこから強い選手と対戦させてもらって、その中には他団体からSBに乗り込んでくる選手との対戦もあったので、だんだんですね。“自分がエースとして頑張っていかなあかん。シュートボクシングを盛り上げていかないとあかんな”と思ったのは本当に強い人とやらせてもらうようになってからだと思います」

 鈴木選手に勝った時は「よしこれで俺がエースだ」とは?
「いやあ、その時はそこまで思っていなかったです。エースだなんて偉そうに言える立場じゃなかったので。それは今でもです。もっともっとみんなに認めてもらえるように自分でしていかないといかんなと思います」

 理想のエース像って?
「自分らしく作って行けたらいいなとは思っています。誰かの真似をするのではなく、自分らしいシュートボクシングを見せていけたらなと思っています」

 SBに限らず、日本の格闘技界でも今までいなかったようなエース?
「自分で新しいものを作って行けたらなと思っています」

 となると一番の問題はやはりリング外の活動。そういうことに関してRENA選手からアドバイスなんかは?
「RENA選手には“カットされてもいいからとにかく喋る”“開き直ってやる”といったことを言っていただいたんですが、それが一番難しいですよね(笑)」
<<< 1 2 3 4 5