石渡が憂流迦戦に全身全霊「28日以降の人生は考えていない」【7・28 RIZIN.17】

一発ずつ確かめるようにパンチを打ち込む石渡
佐々木の長いリーチを想定した棒を使ったマススパー
佐々木vsケイプ戦を見て「思っていたより“させない”何かをしている」と警戒

 このトレーニングについて石渡は「ちょうどあれが佐々木憂流迦のリーチだろうという想定でやってます(笑)。今日は入るところまでは見せないようにしました」とその意図を説明する。

 首を痛め長期欠場していたのだが、仕上がりについては「いいですね。コンディションもいいですし。楽しみです」と話し、1年7カ月というブランクについては「そのへんはやってみないと分からないなという感じ。今まで1年2カ月くらい空いたことはある。まあ、大丈夫だと思います。昨日今日始めたわけではないので(笑)」と慎重な言い回し。

 この日は佐々木も公開練習を行い石渡について「穴は見つけた」と発言。これについて石渡は「教えてほしいですね(笑)。なるべく穴がばれないように今日も公開しない公開練習を心がけてやりました」と百戦錬磨のベテランらしい切り返しを見せた。

 佐々木については5年半前の対戦アピールについては「このやろうぶっ飛ばしてやろうかなと思った。内心はむかついていた。畜生と思ってました(笑)」と当時を振り返るが、佐々木のUFC時代には一緒に練習をしたことも。現在は「彼もリスペクトしてくれているし、僕も彼の試合を見てガッツのあるし強い選手だと思ってリスペクトしている」と最初の印象とは大きく変わっているよう。そして「当時よりいろいろなことをやるんじゃないかなという印象。当時は一芸だけという感じに見えた。今は打撃も含めトータルでやる選手になったのかな。まあそれはUFCでやればそうなるのかなと思っている」と話し、佐々木の前戦のマネル・ケイプ戦については「ケイプの粗さという印象。でもあれだけケイプ相手にコントロールして完勝したので試合になると強いんだなという印象はあります。思っていたより、“させない”何かをしているんだと思う」などと評した。また一緒に練習した時は「全然手の内見せないじゃんという印象。いつかやるかもしれないって意識したいたんですかね。僕は気にしてなかったんですけど」などと話した。