城戸康裕「70%そっち」といつも以上に煽り映像に気合?【8・24 K-1大阪】

強烈なミドル
飛び込んでのパンチ
ネタなしの実戦的なミット打ちを披露

 スーパー・ウェルター級への再転向については「3月の試合をやる前から、ベルトを獲ろうが獲れまいが、いいやという感じはあった。2年前(トーナメント)に割といい位置に行けた時に、自分へのご褒美じゃないけど、挑戦みたいな感じで、1~2年くらい67.5旅行に行ってみようかと思って行ってきたけど、ベルトという島にはたどり着かなかった。途中で“やばいぞ、燃料が切れるぞ”っていって70kg島に引き返してきたという感じ。67.5kgはダメでしたね」と独特の言い回しで説明した。

 常に公開練習からネタの仕込みに余念がない城戸なのだが、この日は「いろいろやろうと思っていたんだけど、頭の中で来週だと思っていた(笑)。考えなきゃな、と思っていたんだけど、今日じゃん、って。やばいやばいという状況でやるとああなる(笑)」とのこと。その伝統派空手のような動きについては「2年前のアラゾフ戦の後に編み出したというか、大宮司さんと一緒に作り出したスタイル。僕はステップを使って、引き付けてパンと行くというのもあるんですが、2年くらい前から自分からも前に攻めて行ってパンチをストンと落とすといった戦い方もやり始めた。それをそのまんまやっている感じ。僕は手数をそこまで出して前に出てバンバン殴るタイプではなくて、一発で仕留めた数を増やしていくタイプなので」などと話した。

 対戦相手のドンヤシュフィリについては「回転する系ですよね。こういう外国人よくいますよね、回転大好きな人。去年やったジョナサン・トゥフに似てません? 回転ばっかしてくる奴。俺、あんま好きじゃない。ちょっとやりづらいというのはあるんですけど、僕は正攻法で戦ってやっつけようかと思います」と話しながらも「一国のチャンピオンですから、もちろん強いですよね。ベルトを獲る選手はもちろんすごい。ヨーロッパの選手って謎なところがあって、みんな強い。70kgってヨーロッパでは層が厚い階級なんで、そのなかで小さい国だけど一国のチャンピオンになっている。全然あなどれない。それこそペトロシアンが登場した時に、“え?イタリア?”ってみんな思ったけどとんでもない強い選手だった。そういう奴がいっぱいいる。怖いですよね」と警戒した。