扇久保が元谷に2-1の判定勝利。修斗世界王者の底力見せる【7・28 RIZIN.17】

3Rは互いに一歩も引かずに打ち合った(撮影・上岸卓史)
3Rは死力を振り絞っての殴り合い

 3R、元谷のキックをかいくぐり扇久保が組み付くとテイクダウン。しかし元谷はすぐに立つ。

 ここからともに打ち合いに臨むが、元谷がパンチの連打で扇久保をとらえる。

 しかし扇久保はここでタックルからテイクダウン。元谷も下から巧みに体を使い抜け出すと、またもスタンドでの打撃戦。

 今度は元谷のキック、パンチの連打が扇久保の顔面をとらえる場面が増えてくる。

 扇久保もパンチを出すがなかなかクリーンヒットさせることができない。しかし扇久保はまたもタックルでテイクダウン。上を取ったところで試合終了のゴングが鳴った。

 判定は1人目は元谷、2人目は扇久保と割れたが3人目が扇久保で2-1で扇久保が激闘を制した。

 扇久保は試合後のリングで「榊原さん、次、憂流迦選手と石渡選手、勝ったほうとやらせてください。お願いします。皆さん、楽しかったですか? これからも、日本のRIZINという舞台を盛り上げていくので、堀口、天心だけじゃなくて、僕らにも注目してください!」とアピールした。

 扇久保は修斗の現世界フライ級王者、元谷はDEEPの元フライ&バンタム級王者と互いの団体の威信をかけた戦いでもあったが、今回は扇久保が修斗の面目を保った。