【インタビュー】「マジックで魅了し、芝居で感動を与えたい」大人気俳優とマジックが異色のコラボ!

【写真左から】ミズキ役・瀬戸啓太、イルカ役・青木一馬
 トランプの練習に没頭しているが、まだまだこれだけではないようで…。

テツヲ「舞台ですから、トランプなどの手先で操るものと、イリュージョンのように空間そのものを使った大掛かりなものまで、いろいろな種類のものが登場します」
久保田「そう、路上でパフォーマンスするようなものから、大きな舞台でやるようなもの、手元で手軽にできるものまで、いろいろなものを織り交ぜてやっていこうと思っています」
瀬戸「ほぼ、全部ですね(笑)」
松本「マジックも初めてなら、2人芝居も初めて。芝居しながらマジックやる事も不安ですし、すべてにおいて不安しかない。でもテツヲさんが、すごく一生懸命に教えて下さるので、久保田さんとテツヲさんを信じてついて行くしかないと思っています」

 ベースとなるストーリーとマジックはどうコラボするのか。

久保田「基本、2人芝居で、会話劇になります。マジシャンのミズキ(松本・瀬戸)が、気付いたらどこだか分からない不思議な街にいて、そこでイルカ(稲垣・青木)に出会う。その迷い込んだ街でミズキが、自分の生き方や人生にとって本当に大切なものを見つけていき…というストーリーです。それを2人の会話で綴っていくんですけど、その間にミズキやイルカがマジックを行ったり、舞台上で驚くような事が起こったりして舞台を盛り上げる。ストーリーに沿ったマジックもあれば、ステージの効果としてのマジックもあり、これまで見たことのないような舞台になると思いますね」

テツヲ「僕はもともと久保田さんが書くものが好きだったので、いろいろお話していると、なんとなくこう来るんじゃないかなとか、こういうのが好きそうだなと思いながらマジックを考えています。また、マジックを見せるだけではなく、見に来てくれたお客さんにマジックを体験していただきたい。体験というのは、大掛かりなマジックや雰囲気のマジック、そして役者がやるマジックを見て、不思議な世界に入りこんだ感覚になり、帰った後も“そういえば、あそこってどうしてああなったんだろう?”とか一緒に行った友達と答え合わせできるような演出ができれば。舞台を見て感動するように、マジックを体験してワクワク感とか驚きを与えたい。舞台とマジックのコラボという新しい試みで、普段見る舞台とはまた違った楽しさをお客様に提供できたらと思います」
瀬戸「どのぐらいの数のマジックが出てくるんですか?」
久保田「テツヲさんと打ち合わせた感じでは、前半部分だけでもかなりの数のマジックが出てきそうです。ミズキとイルカがそれぞれ繰り出すものもあれば、2人でやるものなど、いっぱいありそう」
稲垣「5万個ぐらいですかね(笑)」
青木「5万個やったら1秒に1個やっても結構な上演時間になっちゃいますよ(笑)」
テツヲ「ギネスに挑戦します(笑)?」