征矢貴が完全復活宣言「勝って10月の大阪、12月のさいたまも出たい」【8・18 RIZIN.18】

キレのある右ストレートを何発も打ち込んだ征矢
この日はジムの後輩の浅倉カンナとともに公開練習を行った
「同じ病気の方からメッセージが来た。それが一番うれしい。簡単にやめるとか言えない」

 2年のブランクを考えると短いスパンでの試合となったが「前回は練習を必死にやっていい勝ち方ができたので、試合が終わったときに、一瞬燃え尽きたというか“やりきったな”というものがあったが、すぐにオファーを頂いてモチベーションもすぐに戻ってきた。体調も問題ないですし、また呼んでいただいてうれしいなという気持ち。でも前回勝ったんですが、しょぼい試合をしたら呼ばれないなという崖っぷちの気持ちで常にやっているので、決まった以上はものすごい練習はしてきました」と心身ともに充実期に入っているよう。

 復帰後は神戸、名古屋と東京以外での試合が続くが「できることなら、今回試合をして10月の大阪大会と12月も出て、今年は4試合やりたいと思っています。地方巡業みたいですけど(笑)」と話す。これは「2年間試合していなかったし、試合があればそれに向けての練習で相当レベルアップできているのを感じる。今というよりも何年後かの自分を考えるといま頑張ったほうが強くなれるかなと思う。年齢的にも今一番強くなれる時期だと思っているので。1日中、格闘技のことを考えて練習するという生活をしたい」などとここでも完全復活を感じさせた。

 前回の試合後は「“試合を見ました”という声をかけてもらうことが何度かあった。RIZINの反響はすごいなと思った」という。そして「ツイッターなどで、同じ病気の方から“勇気をもらいました”といったメッセージが来た。それが一番うれしい。そういう人たちの希望になれればなと思います。もちろん自分のために格闘技をやっているんですが、自分が頑張ることで、ほかの人に希望を与えられたら、それ以上の幸せはない。簡単にやめるとかは言えないですね」などと語った。
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