三谷幸喜監督最新作は「カメラを止めるな、と…」「おっさんずラブの要素が」



 その中井との、1シーン1カットの長回しシーンが楽しかったと振り返った佐藤浩市は「同じ時代を生きてきた同世代の中井氏と一緒に芝居ををできることに不思議なうれしさがあった。ハードルを上げてしまっていますけど、僕はとても面白いシーンになったと思っています」。すると「日本映画史に残る面白いシーンになってます」と三谷監督。「だからハードルを上げるなって」と佐藤に止められつつ「バーで2人が出会うシーンなんですけど、いいおっさんが2人でいちゃついているような楽しいシーンになった。カメラを止めなくていいから2〜3時間回し続けろ、みたいな」と力説。すると中井も「ある意味、おっさんずラブという要素も…あるかな?」と調子を合わせ、会場を笑わせた。