K-Jeeが「飛ばないほうがヒザが高く上がっている」とRUIを牽制【8・31 K-1 KRUSH】

ミット打ちでは重いパンチを何発も打ち込んだ
やはりこの日も対RUIに絶対の自信を見せたK-Jee
「“あいつには負けられない”という思いはより強い。負けたら敬語使えって言われそう」

 RUIは先日行われた公開練習で「ヒザで粉砕する」と予告したのだが、これについては「粉砕(笑)。いいんじゃないですか。自信を持って来てもらったほうが力も発揮できると思うんで、思いっきりぶつかってきてほしい」と受け流す。そしてヒザ蹴りについては「当たらない。何回ももらったこともあるが、全然。クセもたくさん知ってる。そのクセはまだ直ってない。今回から急に直ることもないだろうし。もらわないイメージとか、もらっても大丈夫なようにもらうといったイメージはできているので、ビビるほどのもんじゃない。自分のやりたいことができれば勝てる」と話し、なおも「あいつ、飛びヒザするじゃないですか。でも飛ばないほうがヒザが高く上がってますよね(笑)。あまり飛べてないし、飛んだ時、なんかヒザが低い。飛ばない時のほうがいい蹴りができているんで、“飛ばないほうが高く上がってるよ”って飛ばないことを進めようかな。それに飛んでる時って溺れた感じじゃないですか(笑)」とRUIを牽制する。

 元同門対決ということがクローズアップされるが、試合に向かう気持ちについては「いつもとは違いますね。殺すことは実際にはありえないけど、試合前はそれくらいの気持ちでいくじゃないですか。今回は殺すとか相手に対する憎しみとかストレスは特になく、“思いっきりぶつかって来い”という楽しみな気持ちでやります」という。その憎しみやストレスといったものの代わりに「“あいつには負けられない”という思いはより強い。負けたら敬語使えって言われそうですし(笑)」と普段の試合にも増して大きなモチベーションで試合に臨める状態のよう。

 この先輩後輩という関係性については「あいつ、ビビってると思いますよ」と自らに有利に働くと話しつつも「でも僕にも危機感はあります。彼だけじゃなくて、キングスのノウハウがある。あいつの持っているものだけでぶつかってはこないし、久保選手は何かしら勝てるものを準備してくると思うので、そこは怖い。怖いというか楽しみ。今までと同じと思って行ったらそこを狙ってくると思うんで、ちょっと様子は見たいと思う」などと警戒した。

 カード発表会見ではベルトについて「始めた時からK-1のベルトが欲しかった。KRUSHのベルトが欲しいなんて一度も思ったことがないので、ベルトにかける思いはない」と言っていたのだが、「そんなに意識はしていないが、10年やってきて初めて一つの形になるんじゃないかなとは最近思うようになった」とちょっとした心境の変化を見せた。そして「クルーザー級が少しずつ盛り上がりを見せていると思うので、この勢いをこのままK-1のリングに持っていきたい」と締めくくった。
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