上白石萌音と山崎紘菜がバナナジュースで起業? W主演映画『スタートアップ・ガールズ』

大学生起業家を演じる、上白石萌音
 女子大学生起業家と安定志向の大企業OLという正反対の2人が、あるきっかけでビジネスパートナーとなって、史上最強の新時代を作ろうとする物語。

 上白石は「スタートアップってなんぞやというところから始まって、知っていくにつれてすごい魅力的な世界だと思いました。それを映画にして、たくさんの方に見ていただくのは革新的なことだと思う」と、コメント。山崎も「未知の世界の遭遇というか、大きな世界への扉の前に立たせてもらった気持ちになりました」と話した。

 2人をサポートする役どころの山本。脚本を読んだ時の感想を聞かれると「まずはガールズ役じゃなくて良かった」と笑わせ、「僕も若いときからこの世界でやってきた。いつの間にかエネルギーを受ける立場になっていて、それが役とリンクできた」。また、上白石と山崎の2人の若い2人から情熱を感じ、「勉強になった」と話した。

山崎紘菜は「石橋を叩いて、割ってしまうタイプ」だという
 映画にちなんで、これから始めたいことを聞かれると、上白石は「バナナジュース屋さん」との答え。「この間テレビを見ていたら、タピオカの次にはバナナジュースがくるって言ってたんです。始めるなら今かな、と。タピオカもろくに飲んだことがないのに。どうせスタートアップするなら若い人が喜ぶものがいいじゃないですか……あ、しゃべってて恥ずかしくなってきました。あ、辞めます。何かしら…探します」。

 すると山崎は「え、やろうよ。いいよ。バナナ用意するよ」と、ビジネスパートナーに立候補。上白石も「私、つぶすね」とその気になったようで、山崎は「ふたりで叶えたいと思います」と笑った。

2人を見守る役どころの山本耕史


「扱っているテーマはスタートアップとか起業とかお仕事ですが、私はめちゃくちゃ青春映画だと思っています」と、山崎。「真剣に人とちゃんとぶつかることだったり、無我夢中に何かを追いかけていくまぶしさを感じていただければ」と、PR。

 上白石も「一握りの天才だけが起業できるだと思っていたんですが、この映画に出会って、いろんな起業家さんに会って、私自身も起業家を演じて、何も特別なことではないと思いました。普段の生活のなかでのちょっとしたひっかかりに、ちゃんと水をあげて、芽を出させてあげられるかどうかの違い。何か感じられたことがあったら、何かの一歩にしていただけたら」と、話した。

 舞台挨拶には、主題歌『スリープ』を手掛けたロックバンドのASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文と喜多健介、作曲を担当した英ロックバンドFEEDERのグラント・ニコラスも出席した。

 9月6日公開。


左から、グラント・ニコラス、喜多健介、後藤正文、上白石萌音、山崎紘菜、山本耕史、池田千尋監督
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