今年こそ真剣にスポーツの秋

Tリーグ開幕戦の木下vs岡山戦で木下のエース水谷がビクトリーマッチを制し、チームを開幕戦勝利に導いた(撮影・蔦野裕)
 そこに今年2月に13年ぶりに日本の男子バスケットボール代表がW杯出場を決めたことから一気にスポーツに注目が集まった。

 男子バスケ代表は1次リーグ突破こそならなかったが、アジア地区 2次予選ではスタートでつまずきながらも、そこから怒涛の連勝で巻き返すというドラマチックな展開を見せてくれた選手たちの健闘は十分に称えられるところ。

 今年、八村塁がNBAドラフトで日本人で初めて1巡目で指名されるという快挙があり、そちらにばかり注目が集まるが、国内のバスケットボールリーグ「Bリーグ」が代表を下支えしているのは間違いない。そのBリーグは10月3日の川崎ブレイブサンダースvs宇都宮ブレックスから4年目のシーズンが開幕する。

 W杯帰りの選手たちがどのようなプレーを見せてくれるのか。そして惜しくも代表に選ばれなかった選手たちもその悔しさをぶつけてくるはず。昨年よりまた一段上のレベルの試合を見せてくれそうだ。

 今季2年目を迎えた卓球の「Tリーグ」は8月29日に開幕。一足お先に全国で熱戦を繰り広げている。

 今年も男子は昨年優勝の木下マイスター東京がスタートダッシュを決めたが、昨年のような断トツの強さはまだ発揮できていない。女子は昨年優勝の日本生命レッドエルフが開幕シリーズで1勝2敗と出遅れるなど、男女ともに見どころの多いシーズンとなりそうだ。