どぶろっくが下ネタミュージカルで新キング! 独自ジャンル作る【キングオブコント2019】



 賞レースにはずっと縁遠かったコンビがタイトルを獲得した。「大きな大会で、いい思いをした記憶がないので、僕は負ける前提だった」と森慎太郎。そのうえで、2人は負けても悔いなしと大会に臨み、2413組の頂点に立った。

 結成16年目。キングオブコントに出場するのは8年ぶり。「僕らとは違うまぶしい世界だという印象があった」と、森。江口直人も「やっている途中、ここにいる自分は本当かよと。その時点でウルッときていた」と、目をうるませた。
 
 エントリーのきっかけは、今回披露したネタができたこと。そして、番組中にコメントを寄せたケンドーコバヤシ。

「もともと出ないと言っていた。自信がないし、俺らが出るのはおこがましいというのもあった」と、江口。そんな江口を森が失うものはないからやってみようと説得。最終的には江口が提案を受け入れたという。

 森は「だから(結果が)上に行かなかったら、(江口が)俺のせいみたいなのを出してました、お前が言い出したんだからって。それなのに優勝した時に真っ先に泣いてて、本当に何なんだと思いました。でも、無理やり言ってみて良かった。このネタは、メロディーができて、相方がフレーズを歌ったときに2人でキャアキャア笑ったんです。何このフレーズって、どういうことだろうねって(笑)。このネタは、評価も高いと思ったけど、自分たちらしいネタだったので相方を説得しました」。

 ケンドーコバヤシにはこのネタを見たときに「これはいいぞ! 行けるかもしれんぞ!」と言われたという。下ネタのナンバーワンと決めるときだったそうで「背中を押してもらった」と江口。森も「ケンコバさんの言う通りやってやりました。やりまくりました」と、声を張った。