仏大女優ドヌーヴ、ビノシュが日本愛語る「日本にあってフランスにないもの」とは


 
 ファビエンヌの娘を演じたビノシュは「私は『誰も知らない』で是枝監督を知り、子供たちがいかに無邪気に描写されているか、人生のディティールが細やかに表現されているかということに感動しました。実際に是枝監督とお会いして、とても静かな方だな、と。でもその沈黙の中に繊細さ、観察力といった映画監督の神髄を感じました」とたたえた。是枝監督は会場に『誰も知らない』に子役として出演していたキャストたちが来ていることを告げ、観客も拍手を送った。