「土曜朝の起きる時間」を変えるだけで認知症予防に?

全国2700人の男女を対象にしたサントリー100年ライフ プロジェクト「ウェルビーイングトレンドサーベイ2019」より
予防したい病気1位の「認知症」、だが対策は不十分

 日本人の多くが命を落とす「がん」ではなく、「認知症」が1位となった背景には、「100年という長い期間を、健康に過ごしたい」という現在のライフスタイルが反映されているのだろう。今や人生100年時代はある種のキーワードとなり、リタイアした後の暮らし方に関する記事は、世の中にあふれている。

 多くの人にとって関心事である「認知症」。しかし、同レポートでは、健康対策をとれていない理由についても調査している。「継続するのに手間(37.1%)」「時間が取れない(36.0%)」などの回答が続き、対策が実際には十分とれていないことが浮き彫りになった。さらに、若い層ほど予防の意識が高く、75%以上の人が無理なく続けられる健康対策を望んでいるという結果もわかった。