バンタム級戦で加藤ケンジと榎本明が勝利【10・20 修斗】

榎本(右)の右ストレートが炸裂(撮影・小林郁人)

榎本が一條のグラウンドを完封


 この日は第8試合でもバンタム級戦が組まれ、一條貴洋と榎本明が対戦。3-0の判定で榎本が勝利を収めた。

 1R、テイクダウンをめぐる攻防で榎本は一條のタックルをがぶってつぶすと、スタンドの打撃でも的確に一條の顔面をとらえていく。

 パンチを放ってタックルにいく一條だったが、榎本のパンチを被弾してしまい、苦し紛れのタックルに。押し込んでテイクダウンを狙うものの、攻め手を欠いてブレイクがかかってはスタンドでパンチを被弾してしまう。

 ラウンド終盤の打ち合いではともに強烈な右ストレートをヒットさせ相手をぐらつかせたがゴング。

 2Rも一條のタックルにパンチを合わせる榎本が主導権を握る。タックルからコーナーに押し込む一條だったが、榎本はがぶって許さず。榎本の左足をたたみにいく一條だが、次の手が出ない。榎本はコーナーを使って立ちあがり、左足を離さない一條だったが、膠着でブレイク。

 ここで顔を大きくはらした一條にドクターチェックが入る。再開後も一條のタックルに榎本ががぶってつぶし、膠着にブレイクがかかる。

 パンチの攻防では榎本のパンチで一條がぐらり。一條がパンチを空振りしバランス崩したところ榎本が素早くバック取ってパンチを放っていく。一條が正対するが、榎本はテイクダウンし、上を取ってサイドからヒジを落としていく。一條は体勢を入れ替えタックルで押し込むが、榎本はロープを背にし、テイクダウンは許さない。最後も一條が足を取って榎本に尻をつかせるがここでゴング。

 終始、試合をコントロールした榎本をジャッジ3者とも支持した。
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.28」(10月20日、東京・新宿FACE)
◆メインイベント 第10試合 バンタム級5分2R
◯加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)(判定3-0=20-18、20-18、20-17)ガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)●

◆セミファイナル 第9試合 フェザー級5分2R
●稲葉 聡(秋本道場Jungle Junction)(1R3分48秒、フロントスリーパーホールド)SASUKE(MASTER JAPAN)◯

◆第8試合 バンタム級5分2R
●一條貴洋(ブレイブハート)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト)◯

◆第7試合 ストロー級5分2R
◯安芸柊斗(MMA Zジム)(1R1分20秒、TKO)牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)●

◆第6試合 フライ級5分2R
●代輔(秋本道場Jungle)(1R2分35秒、TKO)輝龍(roots)◯

◆第5試合 フェザー級5分2R
●藤木龍一郎(和術慧舟會AKZA)(判定0-3=18-20、18-20、18-20)葛西 達(ブレイブハート)◯

◆第4試合 ウェルター級5分2R
◯宍戸 航太(SHOOTO GYM K’z FACTORY)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)井口 マサト(AACC)●

◆第3試合 フライ級5分2R
●大竹 陽(SHOOTO GYM K’z FACTORY)(2R2分21秒、TKO)新井 丈(キングダム立川コロッセオ)◯

◆第2試合 バンタム級5分2R
△水島 宏(roots)(判定0-1=18-20、19-19、19-19)岩鬼(フリー)△

◆第1試合 バンタム級5分2R
●奥平季之(CROW FOREST)(1R3分58秒、TKO)関根 累(roots)◯

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