災害で命を落とさないために。東京・狛江市にFMラジオ局“コマラジ”誕生

狛江ラジオ放送の松崎学社長
社長は伝説のロックバンドのメンバー
 災害時のためにFM局の開局を目指し、同じ志を持つ仲間6人と実行委員会を作った松崎さん。狛江市で不動産業を営む傍ら、実は伝説のロックバンド「AURA(オーラ)」のベーシスト・ぷりんすマーブルとしても活躍している。

「バンド活動は今でもやっています。平成元年デビューなので、今年がちょうど30周年です。コマラジの開局式でも、バンドで活動する時の格好で登場しました(笑)。狛江って実はアーティストが多く住んでいたり、映画の撮影場所を積極的に提供していたり、わりとエンターテインメントが盛んな街なんです。開局式にも地元のパフォーマンスグループに出演してもらいましたし、番組のパーソナリティーとして、多くのアーティストさんに番組をお願いしています。ロックやジャズ、演歌の方のほか、楽器を演奏する方、プロデューサーなど他局と比べ、アーティスト色がすごく強いのが特徴。また、最初からこれだけの番組が埋まっている局はほぼないと言われるぐらい充実したプログラムが最初から構成されています。ほかのラジオ局の人に聞いても、ちょっと考えられないと言われるほど。またコミュニティーFMは、行政主導型が多いのですが、コマラジはまったくの民間なので、すごく自由なんです。市から設備に対して一部補助金はいただいていますが、市役所の方からも番組の内容は自由にどうぞと言っていただいておりますし、パーソナリティーの方にもそう言っています。たまたまいろいろないきさつがあって社長になった私自身、こんなに砕けているので、多少ハチャメチャな番組があってもいいかなって(笑)」