災害で命を落とさないために。東京・狛江市にFMラジオ局“コマラジ”誕生


創業支援や街づくりで地域に貢献
 いよいよ今月放送がスタートし、狛江に住む方々が待っていた“コマラジ”がスタートする。どんなラジオ局になっていくのだろう。

「先ほども言いましたが、音楽番組は充実していますので、ほかのコンテンツや地域の本当に細かい情報も取り上げたいと思っています。よく地域で出している広報誌って、お祭りやイベント情報のほか、行政の動きとか取り組み、補助金の内容などが掲載されていますよね。それを単純に紹介するのではなく、パーソナリティーがネタとして話を広げる。『去年面白かったから、今年も参加してみようと思う』とか、自分たちの経験した事や主観を入れて、聞いている方にどんどん興味を持ってほしい。そんな風にラジオの面白さを上手に活用して、市の広報のお手伝いができればと思っています。また、ラジオ局でコワーキングスペースを提供し、創業支援も行っていきたいと思っています。これから起業する人や、起業したけどまだ事務所を持っていない人にスペースを貸し、さらにラジオに出演していただく事でご自身を売り込んでいただく。そこからリスナーさんと一緒に何かをやったり、お客さんになっていただいたり、ラジオを通してその起業した会社が成長してくれればと思っています。また、狛江市は市民団体がすごく多く、非常に活発に活動しているんです。そういう人たちと行政、または企業、そして一般の方とマッチングして、街づくりのお手伝いができればと思っています。ラジオ局がハブ的な橋渡しをして、新しいアイデアで街づくりの勉強会をして、さらにそれをまたラジオで放送する。それを聞いた人が、またそこに参加してって。創業支援と街づくりへの貢献。無事放送がスタートしたら、こちらが一方的に番組を流すのではなく、市民のみなさんとつながって、いろいろな事を一緒に作り上げていく事で、もっともっと狛江を盛り上げていきたいですね。ロゴにもありますが、 “ココロに、まっすぐ、コマラジ” というキャッチフレーズのように、リスナーの方の心にワクワクを届けられるようなラジオ局に育てていきたいと思っています」
<<< 1 2 3 4