ユーミンが二十歳の自分に「夢はかなってから長いのもしんどいぞ、と伝えたい」

松任谷由実

「VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2019」授賞式


 2019年にさまざまな分野で活躍した女性たちを選出する「VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2019」の授賞式と記者発表会が11月20日、都内で開催された。

 キャリアを通して輝いた女性に贈られる「VOGUE JAPAN WOMEN OF OUR TIME」は綾瀬はるか、黒柳徹子、冨永愛、松任谷由実が受賞した。

 松任谷は「ファッションが大好きなので、それが音楽を続けさせてもらえる原動力になったのかなと思う。この賞、とってもうれしいです」と挨拶。そして輝く女性になる秘訣を聞かれ「輝いているというのは人が決めることだと思う。自分ができることを粛々と続けていくことが、人から見て輝いているって思わせてくれることだと思う」と答えた。

 また松任谷は後半のトークセッションで「二十歳の自分に今メッセージを送るとしたら」と問われると「昔過ぎて忘れちゃった(笑)。二十歳の時は旧姓で活動しだして、ブレイクした時だった。自分で言うのもなんですがブームでした。この先どうなるか不安だった。少女のころからの夢は、“好きなファッションをして、好きなレコードを聴いて暮らしたいな”ということだった。ふと気が付いたらそんなふうになってました。でも、“夢はかなってから長いのもしんどいぞ”と伝えたい」と長くトップランナーとして走ってきた者にしか発せられない台詞で答えた。
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