対戦アピールのレオナ・ペタス「武尊選手は逃げているのかな?」【12・15 K-1 KRUSH】

島野は卜部弘嵩への熱い思いを語った

島野浩太朗は「卜部弘嵩選手を超えたい。大きな目標」


 今年3月に王座陥落して以来のKRUSH復帰戦で激闘の末、SATORU成合に判定勝ちを収めた元スーパー・フェザー級王者の島野浩太朗は「昨日は3月以来のKRUSH復帰戦でどうしても負けられない一戦だった。試合については、対戦相手のSATORU成合選手はただただ熱い選手だったという気持ちでいっぱいです。この一戦やこのリングにすべてをかけるという気持ちや覚悟がSATORU選手から伝わった。試合に勝ったのは自分ですが、試合展開の中で、SATORU選手の凄い部分をいくつも感じました」などと試合を振り返った。

 試合前に「この期間(ベルトを失って以降)に強く意識する選手が出てきた」と言っていたのだが、この日、その選手は卜部弘嵩であることを明かした。

 そして「自分が所属する菅原道場に入門した時に、竹内(裕二)先輩がクラッシュのリングで活躍されていた。初代の60kg王座決定トーナメントの決勝で卜部選手と竹内先輩が戦った試合を見て、自分もここでチャンピオンになりたいと思った。その歴史を作ってきた選手たちを超えたいという思いが自分の中にずっとある。憧れのままではなく超えたいという強い気持ちをデビューした時から今も変わらず持っているので、自分の中では大きな目標」と卜部に対する思いを明かした。

 現在の「K-1 KRUSH FIGHT」という名称が年明けの大会からかつての「Krush」の名称とロゴに戻るのだが、これについては「自分の中ではすごくうれしいという簡単な言葉では言えないが、とても大きなこと。KrushにはKrushの色がある。K-1のそこにしかない色とかレベルの高い試合も含めて感じたうえで、新生K-1が始まる前からKrushには熱い戦いが多くあった。そのKrushのコンセプトや色に刺激を受けてKrushの戦いを志した一人なので、その名称に戻るというのはモチベーションの一つになる」などと感慨深げ。

 ただ卜部戦については「リングは関係ないと思っていまして、自分がKrushのベルトを巻いて、挑戦という気持ちを発言させてもらうのが一番だと思っています」と前日の試合後は「いっぱいいっぱい」と今後については語ることはなかったのだが、改めてKrushのベルトを狙う姿勢を見せた。