バンタム級サバイバルマッチで加藤ケンジが齊藤曜に逆転KO勝ち【12・22 修斗】

バンタム級新人王に輝いた野尻定由(撮影・堀田真央人)

2019年度バンタム級新人王は野尻定由


 この日は2019年度のバンタム級新人王決定トーナメントの決勝が行われ、野尻定由と林宏仲が対戦した。

 1R、野尻がコーナーに詰めたところで林がカウンターの右ストレート。野尻はダウンもそのままタックル。林は鉄槌、パンチを落としていくが、確実性に欠き、野尻は蘇生。林は首を取りに行くが、野尻はリフトしてテイクダウン。上を取って首を抜いてポジションを整えていく。しかし林はその隙をついて立ち上がり、パンチをヒット。そこからタックルで野尻に尻をつかせるが野尻もすぐに首を取ってフロントチョーク狙いからパウンドを落としていく。

 2Rは開始早々、野尻のパンチがクリーンヒット。野尻はパンチの連打からタックルを決めテイクダウンに成功。上を取ってパウンド、鉄槌で攻め込んでいく。林が下から左腕を取って十字を狙うが野尻はそのままリフトして頭から落とすと間髪入れずにパウンドの連打。林の動きが止まり、レフェリーが試合を止め、野尻がTKO勝ちを収めた。

 野尻は「自分はセンスも運動神経もないが練習を頑張って新人王まできた。バンタム級は激戦区だが臆することなく、来年はその戦いに入っていく。これから修斗で一番の選手になる」と2020年へ向けての決意を述べた。
「SHOOTO GIG TOKYO Vol.29 Supported by ONE Championship」(12月22日、東京・新宿FACE)
◆メインイベント 第12試合 バンタム級5分3R
●齊藤曜(和術慧舟會トイカツ道場)(3R1分51秒、TKO)加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)◯

◆セミファイナル 第11試合 ストロー級5分3R
◯飯野タテオ(和術慧舟會HEARTS)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)●

◆第10試合 バンタム級5分2R
◯一條貴洋(ブレイブハート)(1R18秒、TKO)水島宏(roots)●

◆第9試合 フライ級5分2R
◯鎌田悠介(ピロクテテス新潟)(1R2分23秒、三角絞め)代輔(秋本道場Jungle Junction)●

◆第8試合 フェザー級5分2R
△須貝 THE YAMANBA(ピロクテテス新潟)(判定1-0=20-18、19-19、19-19)小林孝秀(SLACK)△

◆第7試合 バンタム級5分2R
△よしずみ (HAGANE GYM)(判定1-0=20-18、19-19、19-19)大越崇弘(TRIBE TOKYO M.M.A)△

◆第6試合 72kg契約5分2R
◯上原平(リバーサルジム横浜グランドスラム)(1R33秒、TKO)水野怜(roots)●

◆第5試合 バンタム級5分2R
◯鬼神光司(ブレイブハート)(判定2-0=20-18、20-18、19-19)三好涼太(総合格闘技道場CROWN)●

◆第4試合 フェザー級5分2R
◯木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)(1R31秒、TKO)平澤克明(飛翔塾コンドル)●

◆第3試合 2019年度新人王決定トーナメント決勝戦 バンタム級5分2R(延長1R)
◯野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)(2R2分43秒、TKO)林 宏仲(パラエストラ岐阜)●

◆第2試合 ストロー級5分2R
◯高橋“SUBMISSION”雄己(和術慧舟會HEARTS)(1R1分13秒、フットチョーク)大城匡史(シマジリアンズ)●

◆第1試合 バンタム級5分2R
△新井拓巳(ストライプル新百合ケ丘)(判定0-0イコール19-19、19-19、19-19)中桐涼輔(トイカツ道場)△
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