【インタビュー】劇団EXILE、メンバー総出演で『勇者のために鐘は鳴る』! 過去イチキャラが濃い舞台

鈴木伸之
 SWAYは作るっていうのはちょっと違うかもとつぶやきならも「自分と演じる役はそんな距離がないなって思うんです。寄せて作った役ではないんですけど、共感できる部分がたくさんある」と言い、キャラクターが台本の上で「好きだ」とあげている歴史や落語を「掘っている」のだそう。 

 演技するうえで「考えること」を大事にしているという町田は「今回も終わるまでずっと考えていると思います。この役は……いろいろ考えるところがあると思う」と、少しだけ神妙な顔つきだ。 

 正直なところ、どのキャラクターも気になるがやっぱり一番は、昨年の製作発表で「飛び道具」「ステージの端から端まで飛ぶ」といった、本当なのかどうか判断しがたいフレーズが飛んでいた八木のキャラクター。実際にどうなるのか聞くと「クスッとできます……クスッとしていただきたいなあ〜。鈴木君がめちゃくちゃ言ってますから。“将康さん、お願いしますね”“将康さんにかかってますよ”って(笑)。本当に頑張らないと」

 本番に向け、本格的な稽古が始まった。佐藤は「2018年ぐらいからずっと、みんなで集まって会議してっていうのを何度も繰り返してきました。稽古が始まったのは詰めの段階、作品を作り“上げる”ところまできたんだなという思い」と話す。

 舞台は6年ぶりという鈴木。久しぶりに舞台の稽古場に入って、懐かしさを感じつつも「いよいよ始まる」と気持ちが引き締まったという。「初めて全員で本読みをした時、笑いが絶えないような舞台になりそうだなと思いました。一人ひとりが演じているキャラクターが立つような舞台になるということが確信に変わって、みんなで板の上に立つのが楽しみになりました」。