劇団EXILE・小澤雄太「見どころは全部」メンバー勢ぞろいの最新公演に自信



ーー劇団EXILEのメンバーで稽古場に入ってみて、雰囲気はいかがですか?
雰囲気はめちゃめちゃいいですね。長く一緒にやってきてるメンバーなので、全員で一緒にっていうのは久しぶりではありますが、やり始めたらすぐです。最初から、自分がやりたいことを出していける状況なので、みんながどんどん出していってます。手応えがあります。

ーー原案プロデュースから考えると約1年。作品と向き合うなかで、大変だったこともあるんじゃないでしょうか?
ゲームの世界を描こうというのは最初のころからあったんです。ゲームの世界なら何でもできる、というのは重宝していた部分なんです。ただ、何でもできるって、自由すぎて、何もできない、みたいなところもあります。そこをどうするのかというのはありましたね。どんなゲームするのかというのだったり、オンラインゲームがどんなものなのかわからない人もいるでしょうからそれを分かりやすく説明するにはとか、みんなで話をしながら、乗り越えた感じがあります。

ーー小澤さんが演じるのはどんな役なのでしょうか?
肉体派の武闘派で、実は中学生。中学生がオンラインゲームのなかで自分のあこがれをアバターで描いているというか……。舞台では外見と中学生とのギャップを見せたいと思っています。それとあとは、メンバーのキャラクターが立ってくれればいいなと思っています。

ーー演出の川本成さんとは共演経験がありますよね。
川本さんと共演経験があるのはメンバーのなかでは僕ひとりですね。その時は15分ぐらいかな、2人芝居をしました。その経験があるからじゃないですけど、川本さんはすごく話をしやすくて、稽古場でもやりたいことをやらせてもらっています。メンバーもそう感じていると思います。僕らに合わせた細かさを追及してくれるので、いい意味でどんどん内容が詰まっている感覚もあります。

ーー稽古に入ってみて、この作品の見どころはどこにあると考えていますか?
見どころは全部(笑)。上演時間はたぶん1時間40分ぐらいになるんじゃないかと思うんですけど、もっと見たい!っていうようなエンターテインメントを届けたいですね。

ーーこれまでいろいろな役を演じてきた小澤さんですが、こうなりたいという役者像をお持ちですか?
個性がないことが個性になる役者になりたいと思っています。普通の人をやらせたら右に出る人はいないな、悪役をやったなら見ていただく方が「この人が悪役やるなんて予想してなかった」って思われるような。そんなギャップのある俳優になりたい。右と左で違う顔を持ってるみたいなね。これまでもいろんな役をやってきたので、2020年は、その集大成になる役と出会えたらいいなって思っています。

劇団EXILE『勇者のために鐘は鳴る』
●東京公演 
1月24日(金)~2月2日(日)
TBS 赤坂ACTシアター
●大阪公演 
2月13日(木)~2月16日(日)
梅田芸術劇場メインホール

最新情報は劇団EXILE 公式サイトから https://m.tribe-m.jp/artist/index/26
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