三代目山下健二郎がクールアングラーでV2! 次の夢はでっかいカジキを釣って釣り具メーカー



 授賞式後に行われたトークセッションでは、2019年の釣りについてトーク。バス釣りで知られる山下だが、最近は「海にも出ている」。ハマっているのはエギだそうで、去年は紋甲イカとアオリイカを釣ったそう。「魚と違ってイカってエギを抱くっていうんです。足で包んでいく感じ。ゆっくり合わせていくのでアタリが取りにくいので取れたときがうれしい。駆け引きが魅力的で……」と熱っぽくトークを展開した。

 これから釣りたいスポットを聞かれるとメキシコだという。「カジキマグロのトローリングの大会があるんですけど、ジャックポットで賞金は4億円。日本に4億円を持ち帰りたい。それをゲットしたら、釣り具メーカーを作ろうと思う」とぶち上げ、「……なので、一緒にメキシコに行って、カジキを釣ってくれるスポンサーを募集している。もしよかったらLDHにお電話をいただけると」と笑顔を振りまいた。

 また、釣りを愛するがゆえに開発したという自宅の最新「ロッドホルダー」を紹介。DIY好きであるところを発揮して、ホームセンターで材料を買い集め、自分で開発。釣りファンの気になる細かい問題を解決するアイデアに、釣りファンは小さく頷いたり、微笑んだりして、アングラーの想いを共有していた。
「俺は天才だと思う!」と、カインズホームで買った塩ビ管を使った「ロッドホルダー」の話が激アツ! ステージ後方ではアングラーたちがニコニコ笑いながら頷いていた
 クールアングラーズアワードは広く釣りファンの拡大に貢献した著名人に、「釣りを愛し、釣りの魅力をさらに広げる力を持つ、魅力的で新しい時代感覚の持ち主」に贈られる賞。

 自分自身で釣りを楽しみつつ、さまざまなメディアを通じて、釣りの楽しさを伝えている。昨年は『山下健二郎の釣りベース』という釣りに特化したYouTubeチャンネルをスタート。DIYやダンス動画なども公開しているが、「釣り動画だけがバズらない」と苦笑い。自ら動画編集も行うほどの力の入れようだ。

「釣り業界に貢献したいし、釣りの魅力をより多くの方に知っていただけたらと思う。全国にはいろいろな湖や海があって、日本は島国で海に囲まれているので魚の種類も豊富。手軽に行けるところもたくさんあるので、ぜひ家族で始められたらどうかと思う」。

 また「釣りは半永久的、一生できるもの」だとし、「1つのものをみんなで狙って和気あいあいと。小学校の時の遠足の前日みたいな感覚をこの年でも味わえる。釣りに出会えて良かったと思います。釣りは(する)時間も長いですから、おのずと会話もしなくちゃいけないし、コミュニケーションが取れる。仲良くなれるし、すごくいいと思う」と、加えた。
イベント終了後の取材では、ファンとの釣りイベントの再開催の可能性について「やると思う」とのこと
「釣りフェスティバル 2020 ― in YOKOHAMA―」は、日本最大級の釣り用品トレード&フェスティバル。さまざまなメーカーの最新の釣り道具や主力製品、釣りにまつわるさまざまな情報やサービスに触れられるほか、釣りの対象魚を素材にした「釣りめし」も食べられる。アトラクションもあり、釣りファンはもちろんビギナー、女性や子どもも楽しめる。

 19日まで同所で。
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