箕輪が悲願の世界ストロー級王座獲得「修斗やっててよかったー」【1・26 修斗】

悲願のベルトを腰に巻いた箕輪(撮影・堀田真央人)

スリーパーホールドで小巻に一本勝ち


 2Rになっても小巻のプレッシャーは続く。箕輪のパンチにタックルを合わせた小巻がケージに押し込むが箕輪は体勢を入れ替えると、スタンドでバックを狙う。しのいだ小巻だったが、箕輪は正対すると両足タックルから持ち上げテイクダウンに成功。小巻は下から三角絞めを狙う動きを見せるが、箕輪は許さず上をキープ。小巻は今度は首を取りに行くが、箕輪は許さない。

 小巻はもぐって立ちかけるがこのタイミングで箕輪がバックを取り切り、バックマウントからパウンドを連打。小巻が出血する中、今度はスリーパーホールドの体勢になるとぐいと絞め上げると小巻がたまらずタップ。1Rから見違える動きを見せた箕輪が勝利を収めた。

 箕輪は試合後のリングで「去年の試合からここに来るまで…、もう少しと思っていて、やっと今日ここに来ることができました。すごく長くて、あきらめそうになったし、もう辞めたいと思ったこともあったが、応援してくれる皆さんのおかげでやっとここまで来れました。このベルトに恥じないような戦いをしていきたい。自分がジムに入って最初に見た修斗の試合で勝った選手が山上さんでした。その背中を追いかけてここまで来ることができた。ありがとうございます。最後に一言、修斗やっててよかったー」と叫び、ケージに上がってきた元修斗世界フライ級王者の山上幹臣氏と喜びを分かち合った。