“天才”青井人が復活!2年8カ月ぶりの勝利をKOで飾る【2・16 修斗】

田上の強烈な右ストレート(撮影・蔦野裕)

18歳の田上が44歳の楳沢にKO勝ち


 一昨年の「全日本アマチュア修斗選手権」のストロー級を16歳で制した田上こゆるがストロー級のベテラン楳沢智治と対戦し、1RKO勝ちを収めた。田上は現在18歳。対する楳沢は44歳と実に年齢差は26!

 1R開始早々、楳沢はタックルを仕掛ける。バックステップでかわす田上だったが、楳沢はなおもしつこくタックルを仕掛け足をすくって田上に尻をつかせる。ケージ際まで逃げる田上。楳沢は足をたたみかけるが、田上はケージを利用して立ち上がる。楳沢は組み付いたまま、ケージに押し込み、投げ気味にテイクダウンを狙うが失敗。田上がマウントポジションになるが、ここは離れてスタンドでの勝負を要求。

 またも楳沢が組み付いてテイクダウンを狙うが、ここも田上がしのいでスタンドの攻防へ。楳沢は今度はフェイントから組み付いてリフトしてテイクダウン。ケージ際でまたも足をたたみにいくが、ここも田上が脱出。田上はスタンドで首相撲からヒザを連打。楳沢が倒れてもグラウンドにはいかない。その後も田上は破壊力のある右ハイ、右インロー、右フックを次々に当てていく。楳沢が倒れてもグラウンドにはいかない田上。しかしラウンド終了間際に楳沢のインローにカウンターの右ストレート一閃。ダウンした楳沢に今度は追撃のパンチを放ったところで、それまでのダメージを重く見たレフェリーがすぐに割って入り試合を止めた。