バンタム級戦線異状あり。初参戦で敗れた金原が引退表明【2・22 RIZIN.21】

井上直樹はグラウンドで一本を狙える展開を作ったものの、惜しくも判定勝ち

初参戦の井上直樹はトレント・ガーダムに判定勝ち


 この日は元UFCファイターの井上直樹がRIZIN初参戦を果たし、トレント・ガーダムに判定勝ちを収めた。

 井上は1Rからコンパクトなジャブでプレッシャーをかけ前に出る。ガーダムはカウンターのパンチを狙うが井上はスウェーでかわし、なおもプレッシャーをかけ続ける。

 ガーダムもミドルで反撃するが井上はしっかりとガード。
 
 井上はラウンド終盤にはパンチからタックルを決めテイクダウンに成功。サイドからバックを取りかけ、ガーダムの首に手を回すが、ガーダムが反転。逆にバックを取りかけ、こちらも首に手を差し入れるが、井上もすぐに立ち上がり再びスタンドへ。

 2Rには井上が組み付いてバックに回るとグラウンドに引き込んでスリーパーホールドを狙う。正対しようとするガーダムだが井上は4の字ロックでがっちりと固めると首を狙うがガーダムの防御が固く、スリーパーに取ることはできず。それでも後ろからのパンチをこつこつと入れ、ガーダムを削っていく。

 3Rは手数がやや減った井上に対しガーダムがプレッシャーをかけ前に出るが、井上はパンチに合わせてタックルを決めテイクダウンに成功するなど、ガーダムに完全にはペースは渡さない。ラウンド終了間際にガーダムが蹴り足をつかんでテイクダウンに成功し鉄槌にパウンドを落としていくが時すでに遅し。

 序盤、優勢に試合を進めた井上が3-0の判定で勝利を収めた。