那須川天心が新型コロナで閉塞感のある日本に「僕の試合でみんなに勇気や感動、元気を与えたい」

対戦が決まった川上(左)と石井

石井一成はSB日本王者・川上叶と対戦


 石井はシュートボクシング(SB)の初代日本バンタム級王者・川上叶(龍生塾)と対戦する。

 川上はプロ戦績11戦7勝(5KO)4敗の20歳。昨年11月に行われた王座決定戦で佐藤執斗をKOで破り王座を獲得した。

 石井は「まず、このような出場機会をいただき、伊藤代表をはじめ、RISEの関係者のみなさま、本当にありがとうございます。この出場を決めたのは僕自身、自信があって。今の僕ならRISEでも輝けるという自信があるので、出場を決めました。4月12日は楽しみにしていてください」と挨拶。そして「僕の主戦場はタイでムエタイをずっとやってきたんですが、近距離での攻防が、ヒジや組みがある状況で、それが一気になくなったときにどうしたらいいか戸惑うところもあったが、今は逆にその距離で打ち合っても打ち勝つ自信があるし、それが最近の試合で出ているので、声がかかったときにこれは行くしかないと自信を持って出場することを決めました」などとRISE参戦の経緯を語った。

 川上については「動きが大きくてダイナミックな選手なのでスピードで圧倒して勝てれば」と話し、今後については「出場するので、ベルトを狙っていきたいと思っている。そして今、チャンピオンが53kgでいるので。階級もちょっとずつ上げてきて、フライ級でベルトも獲って、2年間くらい負けてないので、上げようという決意をして、次は52、53でベルトを巻けたらなと思っています。それがRISEになるか他の団体になるかは分からないが、挑戦していこうかなと思っています」などと話した。

 対する川上は「今回、RISEに呼んでいただいてうれしく思う。相手を聞いて、ほんまにおいしいと思った。絶対に負けないので見ていてください」と挨拶。

 石井の印象については「めっちゃ速くてうまいと思うが僕なら絶対勝てると思っています」と自信を見せた。

 川上の所属する龍生塾は同じくSBで活躍する西岡蓮太が先日、「KNOCK OUT 初代 64㎏ BLACK CHAMPION」に輝くなど勢いがあるのだが、川上も「みんな活躍しているので、刺激をめっちゃもらっている。僕もそれに置いていかれないように、ここで勝って名前を上げたい」と意気込んだ。
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