無観客試合にK-Jee「テレビの向こうで見ている人の心に刺さるような試合をする」【3・28 Krush.112】

初防衛戦に臨むK-Jee

カリミアンvs愛鷹戦を分析


 K-Jeeは再戦にあたっては「(加藤の)公開練習は特に参考にはしていない。前回の試合の感覚が大きい。それをもとに対策を立ててきた。パワーに関する部分はそんなに変わらないと思うが、戦略という部分でしっかり攻略できるように研究してきた。明日を楽しみにしてほしい。同じ過ちはしない。彼も前回の感覚では来ないとは思う。いろいろ考えていると思うので、互いの戦略がどう交わるかだと思う」と話す。

 加藤は前週に行われたK-1でのシナ・カリミアンvs愛鷹亮の再戦を引き合いに出し「カリミアンと愛鷹選手の試合は全く同じ内容で、同じ攻め方をしていたと思う。僕はそれは正しいとは思わない。明日は違う攻め方で行こうと思っている」とこちらの再戦は初戦とは違った戦いになることを示唆した。

 またカリミアンと愛鷹のタイトル戦については加藤は「もちろん試合は見たが、K-Jee選手との試合が先にあるので、次のことを考えてもしようがない。K-Jee選手も福岡大会がどうのこうのと言っているが、僕はKrushのタイトルを獲るというのが大事。もちろんカリミアンと愛鷹選手の試合でいろいろ感じたけど、それはまた月曜日から考えればいい。まずは明日の試合に集中したい」

 K-Jeeは「足元の試合が大事になるのはもちろん。ただ戦っていくうえで先を見据えるのは大事なこと。あの一戦に関しては、対策的な戦いではなく持ち味を生かすだけの戦いと思った」などと試合を振り返り「どちらもパワーがある。相手の強い面では自分は勝てないが、(カリミアンと愛鷹は)自分の武器でしか勝負しないというのは分かっているので、攻略もしっかりできると思う――という目で見ていました」とここで加藤を破れば近い将来に対戦の可能性がある2人について話した。