外出自粛で気になる子どもの健康管理、最も気をつけていることは「手洗い」

広範囲に洗い残しがないように注意

手首や手の甲、マスクの前にも忘れずに



 メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックの知久正明院長は、手洗い方法について「手先だけちょこちょこと洗う方をよく見かけますが、なるべく手首や手の甲など広範囲に洗い残しがないように注意して洗いましょう。石けんがない場合は、流水でこすりながら60秒くらい洗うだけでかなりの効果があります」と語り、手を洗うタイミングは「外出からの帰宅時、食事前、トイレの後は当然ですが、細菌やウイルスのついた手でマスクを触るとずっとその汚れを吸い続けることになるため、マスクをつける前の手洗いをおすすめします」とのこと。マスクをよく触る人や子どもにマスク効果がないのは、無意識にマスクを触ってしまうことによる影響が考えられるのだという。

 さらに「乾燥に強いロタウイルスなどは数日間も生きたまま玩具などに付着しています。おうちで複数の子どもが遊んだ後も手洗いすることが重要です」と説明。「ウイルスを人にうつさないために、感染者のマスクと健常者の手洗いが一番の予防法だと思いますので、ぜひ心がけてください」と呼びかけている。忘れがちなポイントをチェックしつつ、今一度こまめな手洗いで感染症予防を心がけてはいかがだろうか。
【調査概要】
「ニッポン健康大調査」WEBページ(https://www.angfa.jp/health_survey/)より
□対象人数:4700人 □調査対象者:20〜69歳(男女) □対象エリア:全国 □調査方法:インターネット調査 □調査対象者:47都道府県各100名(男女各50名)
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