「コロナ同棲」考えるカップル急増中! 今あえて同棲を検討する理由

緊急事態制限が解かれたとしても、前と同じ生活ができるのだろうか
 休業を強いられている飲食、アパレル、ホテル、旅行、エステなどの業界では、休業補償をもらえていないという人もおり、会社都合の解雇も増えている。4月からの内定が取り消しになった転職者や新卒も多く、単純に経済不安から同棲に踏み切らざるを得ない人もいるようだ。

「もともと近所に住んでいた友人と、コロナ明けにルームシェアすることを検討しています。もともと人好きで接客がしたくて飲食をやっていたのに、こういう状況になって……今までに感じたことがないくらい暇な毎日を送ることになり、今後もこういうことがないとは言い切れないことを考えると、自分には一人で暮らすことが向いていないかもしれないと考えました。友人も、転職するはずだった企業から内定を取り消されて途方にくれているので、ネットで軽く内見して、お互いにレンタカーで引っ越しをする予定です。当面は貯金を復活させるための節約生活が目的ですね(25歳男性・飲食)」

 こういった需要から「オンライン内見」をさせてくれるサービスも徐々に増えている。本当なら実際に見学した上での引っ越しが理想だが、内定切りや解雇などでそうも言っていられないほど困窮している人たちは、自粛中でも密を回避しながら引っ越しに踏み切っているようだ。