下北沢・本多劇場の有料無観客生配信『DISTANCE』が開幕。入江雅人らが一人芝居

この日演じた永島敬三、入江雅人、井上小百合(左から)

永島「この経験はきっと忘れない」、井上「いろいろな方への感謝があふれてきた」


 この日演じた永島は「配信の公演をやってみて、やる前からもやっている時も客席にお客さんがいないのは寂しいなと思ったが、“見るよ”と言ってくれた方がたくさんいて、配信の向こうで皆さんがいろいろと想像力を使ってみてくれているということを思いながら、僕もいろいろと想像しながら演じさせてもらった。ちょっと夢のような時間だった。この経験はきっと忘れないでしょうし、今日だけではなく、この2~3カ月に感じたこともきっと忘れないし、忘れられないことになると思う」

 初の一人舞台となった井上は「こういういろいろなことが苦しい状況の中、本多劇場の舞台に立てたということは人生にとって大きな出来事になるだろうなと思っていたが、ただただ楽しんでしまった。でもやっているうちにいろいろな方への感謝があふれてきた。真っ暗の客席を見ながら、今までお客さんが見に来てくれていたことがどれだけありがたいことだったかをすごく実感しました」