「面接マナー」に新常識。コロナ時代の失敗しないオンライン就活とは

オンライン面接、今からできる準備や心掛けは?
失敗しないオンライン面接のコツ5つ

 その上で、オンライン面接をどう乗り切れば良いか?就活現場では、「面接マナー」という言葉がある。ノックの回数やお辞儀のタイミング、椅子への座り方など、面接における所作や態度を指す。大学の就職課やハローワークで教わった人も多いだろう。だが、もはや従来の面接マナーは古いかもしれない。清水さんは、オンライン面接には画面上で完結するからこそ、気をつけるべき別の視点が必要になるとし、大きく5つのポイントを紹介した。

① ネット環境をまず確認
 まず、ハード面で気をつけたいのは、通信環境。ここがしっかりしていないと始まらない。具体的には、Googleなどで「スピードテスト」と検索すれば、簡単に速度を測定し、通信速度の良し悪しを確認できる。事前に利用する会議システムを立ち上げてみて、仲間同士で画質や音声の途切れ具合などをチェックするのも良いかもしれない。また、あまりにも自宅のネット環境が悪い場合は、個人単位で利用できるコワーキングスペースや、会議室を押さえておくと安心だ。

② 映えテクで印象アップ
 見た目もちょっとしたひと工夫で印象アップできる。ポイントは、背景と洋服を反対の色味にすること。例えば、背景の壁が白ければ、ジャケットを暗めの色にしてコントラストを出し、反対に、茶色や黒の壁なら、明るめのシャツにするなど。こうすることで、画面上にメリハリが出て、より自分の存在感を出すことができるそう。顔映りが暗いと悩む人は、おでこを出したり、髪を耳にかけたりして、髪が顔に被らないようにするほか、スマホのライトを活用して明るさを出すのもおすすめだ。