遠藤哲哉が田中将斗を破ってKO-D無差別級王座を奪還【DDT】

最後はダムネーションのメンバーが勢ぞろい

「ダムネーション」でのベルト独占を宣言


 さらに、遠藤は「ここにDDTのシングルの強さの象徴、無差別級のベルトがある。6人タッグも『ダムハーツ』(ダムネーションとストロングハーツの業務提携軍)にある。カリスマ(佐々木大輔)はUNIVERSALを持ってる。タッグは負けたみたいだけど、いずれ俺たちが獲りにいけばいい。『ダムネーション』でベルト総獲り、DDTだけじゃなく、プロレス界最強のユニットだと証明してやる」と改めて、ベルト独占を宣言した。

 バックステージで、遠藤は「燃え尽きた。今日のタイトル戦終わったら、すべてから解放されると思ったけど、そんなことなかった。2冠だぞ。田中さんを倒した。やっぱ田中さんは負けてなお強し。今のオレは強いぞ。覚悟もって挑戦してこい。中村(圭吾)でも、岡谷(英樹)でもいい。練習生のデビュー戦で受けてもいい。今のオレに挑戦したいヤツがいたら、どんな手段使ってでも挑戦してこい。(フィニッシュは)意地。前回の『D王』で田中さんにキックアウトされたから、2発いかなきゃ終わらせられないって。プロレスラーとしての本能。2発にかけた。それで負けたなら本望。今日の2発はそういうこと」とコメント。

 かたや、王座から陥落した田中は「半年くらい持ってたベルトがなくなるのはちょっと寂しい。でも、次のさいたまSAまで、ベルト持ってて、僕を迎えるって言ってたから、そのときまで待とう。半年以上、田中が来ることで、リーグ戦、DDTが変わったと思えるように戦ったつもり。団体は違うけど、また挑戦できる日を楽しみにしてる。(敗因は?)今日は彼のほうが強かった。100%の田中将斗でいったので。(ベルトの価値を上げた?)僕はそういうつもりで上がってるんであって、決めるのはお客さん。上げたという自信はあるけど、見てくれた人が判断してくれれば」と振り返った。

 なおDDTでは6月14日の東京・板橋グリーンホール大会から観客を入れての興行を再開する。
「WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】」(6月7日、DDT TV SHOWスタジオ)
◆オープニングマッチ スーパー・ササダンゴ・マシン・リモートプロデュースマッチ~チョップアップチャレンジ 時間無制限一本勝負
大鷲透(72分45秒、1000発達成)アントーニオ本多
※試合中に繰り出されたチョップ1発につき100円をササダンゴが医療従事者に寄付するルールのため、合計10万円を寄付。

◆第二試合 東京女子プロレス提供6人タッグマッチ 30分一本勝負
○坂崎ユカ&山下実優&中島翔子(15分31秒、片エビ固め)辰巳リカ&天満のどか&愛野ユキ●
※マジカル魔法少女スプラッシュ

◆第三試合 DDT EXTREME級選手権試合~祝!外出制限解除ルール 60分一本勝負
〈王者〉○青木真也(10分49秒、ヨーロピアンクラッチ)納谷幸男●〈挑戦者〉
※第48代王者が3度目の防衛に成功。

◆第四試合 30分一本勝負
○坂口征夫&赤井沙希(12分1秒、エビ固め)クリス・ブルックス&伊藤麻希●
※PK

◆第五試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉×男色ディーノ(試合不成立)大石真翔×〈挑戦者〉

◆第六試合 30分一本勝負
○HARASHIMA&丸藤正道(17分24秒、体固め)MAO&朱崇花●
※蒼魔刀

◆セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉○上野勇希&吉村直巳(22分13秒、片エビ固め)T-Hawk&エル・リンダマン●〈挑戦者組〉
※WR。第67代王者が4度目の防衛に成功。

◆メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉●田中将斗(26分19秒、片エビ固め)遠藤哲哉○〈挑戦者〉
※シューティングスター・プレス2連発。田中が5度目の防衛に失敗、遠藤が第75代王者となる。
<<< 1 2 3