国より厳しい「受動喫煙対策」。利権の温床「政党復活予算」を廃止【小池都政を振り返る】

6月12日の出馬会見で小池都知事は「オンライン選挙」を宣言

3密を避けるために「オンライン選挙」を宣言


 小池百合子東京都知事の任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)に向けてメディアは徐々に選挙モードに突入してきた。

 多くの候補者が出馬を表明する中、6月12日に現職の小池氏が出馬を表明。同日行われた会見で小池氏は政党の推薦や支持を求めない方針を示した。自民党は当初、小池氏を支援する方針だったことから独自候補を立てておらず、自主投票に。立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の野党4党も統一候補を擁立することができず、国民民主を除く3党が今回で3度目の都知事選立候補となる宇都宮健児氏を応援する。

 また小池氏は折からの新型コロナウイルス禍のもとでの選挙戦について「街頭演説などで密になるよりは」とモデルケースとして「オンライン選挙」を宣言。他の陣営も含め、選挙戦がどう行われるのかにも注目が集まっている。

 有事のもとでの選挙は現職が強いというのは選挙の常。現在のコロナ禍での都知事選を2011年の東日本大震災時の都知事選とだぶらせてみる向きもある。

 当時は宮崎県知事を任期満了で退任した東国原英夫氏が石原氏の対抗馬と目されていたが、大震災が起き石原氏が強烈なリーダーシップを発揮。連日、その様子がメディアで報道される一方、東国原氏らは満足な選挙運動ができず、石原氏が圧勝した。
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