都知事選は現職の小池百合子氏が圧勝。注目の2位争いを制したのは…

精力的な選挙運動を行った宇都宮氏(写真:つのだよしお/アフロ)

山本太郎氏「高かった百合子山」


 今後の国政へ影響も及ぼす可能性もあることから、開票前から注目が集まっていた2位争いは3度目の都知事選となった元日弁連会長で立憲民主党、社民党、共産党が支援した宇都宮健児氏がれいわ新撰組公認の元参議院議員、山本太郎氏を押さえ2位となることが濃厚となった。

 宇都宮氏は「残念ながら当選はできなかったが、そのなかでコロナ対策の問題、オリンピックの問題、カジノ誘致といったさまざまな都政に関する争点を明らかにすることはできたかなとは思っている」と無念の表情。

 山本氏は「強かった。百合子山。“高かった百合子山”という感想。そうは言いながらも他の候補者に託していただいた票はたくさんある。小池知事への課題というのは山積しているのだろうと思う」などと独特の言い回しで結果を振り返った。

 宇都宮氏は新型コロナから都民の命を守る医療体制の充実と、自粛要請などに伴う補償の徹底、都立・公社病院の独立行政法人化を中止したうえでの充実強化、カジノ誘致の中止といった「3つの緊急政策」やかねてからの主張である貧困解消や災害対策を掲げた「重視する8つの政策」、そして東京オリンピック・パラリンピックの中止といった政策を掲げ選挙戦を戦ったが、小池氏には及ばなかった。

 山本氏は都債などで15兆円の資金を調達し全都民への10万円の給付、授業料1年間免除、中小企業や個人事業主の事業収入のマイナス分の補償といった新型コロナ対策や東京オリンピック・パラリンピック中止といったタイムリーな政策に加え、「障がい者のことは障がい者で決める東京」「低廉な家賃で利用できる住宅を確保」といった弱者に寄り添うれいわ新選組の政策に沿った公約も掲げて戦った。
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