夏休み、親子でバディゴー!『劇場版ウルトラマンタイガ』主演・井上祐貴インタビュー

(撮影・蔦野裕)
 半年のTVシリーズが終了し、物語のクライマックスが描かれる『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』がついに公開。本作では、ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ、ジード、ロッソ、ブルというニュージェネレーションヒーローズ7人のウルトラマンの集結も見どころの一つ。

「僕も主人公として、これまで主演を務められた先輩たちと劇中で会話したり、一緒に変身したりできるということに、すごく感動しました。僕も歴代の作品を見ていましたし、歴代の主人公の皆さんと一緒にお芝居ができるというのはうれしかったです。現場では、それぞれの変身シーンの話で盛り上がっていました(笑)。タイガはわりとシンプルなほうですが、複雑な変身ポーズの人もいるので、どんな感じでやってらっしゃったんですか、と伺って教えて頂いたりしていました」

 井上から見た“先輩”たちの素顔はどんな感じ?

「平田雄也さん(湊カツミ/ウルトラマンロッソ)は本当に役のままで、僕にとって一番“アニキ”感を感じた方でした。小池亮介さん(湊イサミ/ウルトラマンブル)も役のイメージのままで、自由な感じ(笑)。2人のやりとりを見ていると、1年一緒にやってきた2人ならではの空気感があって、すごくいいなと思いました。濱田龍臣さん(朝倉リク/ウルトラマンジード)はひと言で言えばウルトラマン博士(笑)。一緒に写真を撮ろうとしたんですが、ヒロユキ君はタイガのポーズをやってね、僕はタロウのポーズをするから、と言って、その場でタロウのポーズが出るんです。なんならタイガのポーズも僕より詳しいのではと思うくらいの、博士です(笑)。

石黒英雄さん(クレナイ ガイ/ウルトラマンオーブ)はオンオフの切り替えがきっちりしていて、オンのときは楽しいムードメーカー。劇場版では新しい変身アイテムが登場するのですが、石黒さんはアイテムの見せ方にもこだわりをしっかり持っていらっしゃる方なので、どうやったらもっとかっこよく見えるか伺って、アドバイスを頂きました。

高橋健介さん(大空大地/ウルトラマンエックス)は“イケボ”(笑)。ミュージカルでも活躍されているせいか、すごく声が通るんです。ドラマでも、変身シーンのときの“エックスー!”がどんどんかっこよく通るようになって。それが生で聞けてうれしかったです。

宇治清高さん(ショウ/ウルトラマンビクトリー)は、年末年始のステージイベントにゲストで来てくださったときに、いろいろお話させていただきました。役では寡黙なイメージだったんですがご本人はすごく話をされる方で、筋肉トークもたっぷり聞かせていただきました。最近、鍛えすぎてしまって服が入らなくなったとおっしゃっていました(笑)。

根岸拓哉さん(礼堂ヒカル/ウルトラマンギンガ)は長身で頼もしい先輩。といっても実は僕と同じ年なんです。現場では先輩ウルトラマンとして、とても自分と同じ年とは思えない貫禄を感じました(笑)」