青木真也が猛暑もコロナも吹っ飛ばす!中2週で路上電流爆破デスマッチとMMAを敢行

「Road to ONE 3rd : TOKYO FIGHT NIGHT」のメインで戦う青木真也(左)と江藤公洋

対戦相手の江藤については「印象はあまりない」


 数日前に青木は自らのツイッターで「腹決めた人と仕事すると逃げられない。仕事を受けるのが怖い」などと意味深な投稿をしていたのだが、それはこの日発表された試合のこと。青木は会見後のインタビューで「イベントや物を作るにあたっては、“ちゃんと物を作りますよ、場所を作りますよ”という人がいたら、それに見合ったものをこっちも作らないといけないわけじゃないですか。そうなると削られるなという気持ちはありますよね」などとその真意を語った。

 青木はかねてから自らの試合について「物語」という言葉を使って表現することがある。今回の対戦相手の江藤は前ONE世界ライト級王者の青木に対して、若手発掘のための大会「ONE WARRIOR SERIES」を経て本戦出場を果たしたばかり。この日の会見に出席し、ONEの中継では解説を務める大沢ケンジ氏がこの試合について「格闘技界にいる人間からしたら興味深い試合。青木選手に勝てる選手がいるかといえば、関係者の中で名前が上がるのが江藤」とは言うものの、ネームバリューでは大きく劣る選手。

 過去に練習はしたことはあるものの、青木は江藤については「印象はあまりない」としたうえで、今回の「物語」については「基本的には僕が主軸。何か一緒になって作っていくものではないので、相手は関係ないです。僕が軸で僕の物語を作っていく」と話した。

 青木は4月に行われた「Road to ONE:2nd」ではグラップリングマッチで出場。5月からは無観客で行われたDDTのプロレスの試合には何度か出場していたのだが「本当にあれがあるだけで助かりました。プロレスがやれて、表に出られて助かった」と振り返った。もっともこの日も「自転車は密にならないからいいと言われてますよね」と会見場に自転車で駆け付けるなどコロナ禍、そして記録的な猛暑の中においても生活は変わらないよう。