斎藤工、初共演の小松菜奈に「存在が絵画のよう」


 
 それぞれカップルを演じた菅田と榮倉、小松と斎藤は初共演同士。互いの印象を聞かれると、菅田は「僕は初めての父親役だったので、家庭の空気は榮倉さんに全乗っかりでした」。榮倉が「でも、娘役の子はすごくなついてましたよね、本当のお母さんのところじゃなくずっと菅田くんのところにいて」とフォローするも菅田が「あれは僕が“お母さんはあちらにいてください”と言って、そうしてもらっていたんです」と明かすと榮倉も苦笑。それでも「(共演すると聞いて)世代も離れているし、今をときめく菅田将暉くん、ドキドキ…って緊張していたんですけど、すごく伸び伸びとしている印象で。初対面なのに最初からすごく楽しく撮影できました」と初共演を振り返った。

 一方、斎藤は「お会いしたのは沖縄ロケが最初だったんですけど、海沿いに小松さんがいらっしゃって、絵かと思いました。絵画が動いている、という印象でしたね。なんなら今もそうですけど」。独特な称賛に小松も苦笑しつつ「ありがとうございます」。そんな小松も斎藤の印象について「沖縄の海になじみすぎていて。すごく大人の余裕のある、スマートな、やさしい風が吹いていました」とお返し。それを見ていた菅田は思わず「おしゃれっすね。僕らはずっとチーズ臭かったです。いや、最高でしたけど」。そこへ小松が「アグー豚のしゃぶしゃぶを食べに行きました」と話し、斎藤が「勝ち組の味がしましたね」と言うと菅田は「なんかすごい負けた感じがしてるんですけど」とぼやいてみせ、会場を笑わせた。

 映画『糸』は公開中。