福岡大会で武尊vsレオナ・ぺタスのタイトル戦が決定【K-1福岡】

スーパーファイトで対戦するシナ・カリミアン(左)とK-Jee(撮影・上岸卓史)

クルーザー級でもK-1王者とKrush王者が対戦


 この日は合わせてクルーザー級と女子フライ級のスーパーファイト2試合が発表された。

 クルーザー級では同級のK-1王者シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)とKrush王者K-Jee(日本/K-1ジム福岡チームbeginnig)が対戦する。

 カリミアンは「初代クルーザー級王座決定トーナメント」で優勝したのだが、K-Jeeとはそのトーナメントの準決勝で対戦し勝利を収めている。これまで加藤久輝、愛鷹亮を相手に2度の防衛を果たしている。

 カリミアンは「前回の試合から長い時間が経ったので、早く試合がしたくてしょうがなかったが、こうして福岡での試合が決まってうれしく思う。この試合に向けてこれからしっかり準備を積んでいきたい」と挨拶。前回の対戦については「前回戦った時は2回戦で自分もケガを負っていたが、K-Jee選手は前に出てくるファイトスタイルだったので試合はやりやすかった。自分のほうが背が高いという利点があったので、そういう意味ではK-Jee選手には不利だったのではと感じた」と話した。

 カリミアンは今春、武井由樹や江川優生が所属するPOWER OF DREAMに移籍したのだが「前回は試合までの準備期間が約40日と短い期間でチームとの関係も浅い中で迎える試合だったが、今回はお互いの関係値も上がり自信もついているので、今回はすべてにおいて前回よりも進歩している自分を見せられるのではと思っている。古川会長はとても素晴らしいコーチで、前回より、より自分を理解してくれている。他の選手とは違う自分専用の特別なトレーニングメニューも練習も用意してくれているので、間違いなく前回より素晴らしい自分を見せることができると思う」と自信を見せた。

 九州出身でこの福岡大会の開催を熱望していたK-Jeeは「望んでいた福岡大会が延期にはなったものの、ちゃんとできることでうれしく思う。望んでいた大会で相手も現チャンピオン。とてもいい条件で試合を組んでいただいて感謝します」と挨拶。

 そして過去の対戦を振り返り「大きいし、リーチもあるし情報もなかったので戦いにくかった」とし、今回については「相手の情報がはっきりしている。それに沿って練習ができる、しっかり対策を練られるのでそこは大きなアドバンテージだと思う」と話した。そして「今回倒せば、次はタイトル戦を組んでもらえると思う。モチベーションが上がる一番大事な大会」と勝利を収めた先にK-1王座を見据えた。