高梨がK-1デビュー戦のMIOに判定勝ち。「思っていたより強さは感じられなかった」【K-1大阪】

高梨の右ストレート(撮影・蔦野裕)

高梨「外国人が来れるようになったらトーナメントをやりたい」


 試合はMIOのテクニックvs高梨のパワーという図式とみられていたが、自分の強みを生かすのに重要なのは距離。1Rから互いのベストの距離をめぐってMIOはロー、高梨はパンチで探っていく。遠めからストレートを打てる高梨に対し、リーチのないMIOはもう少し詰めたいのだが、なかなか入ることができない。2Rになると高梨のパンチが当たり始めるのと同時にMIOのローも当たり始める。しかし主導権を握るのは高梨。3Rに入ると、MIOが距離を詰めて右ストレートが入るようになるが、時すでに遅しの感。

 試合は判定となり、高梨が3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後の会見で高梨は「勝ててほっとはしているが詰めが甘くて倒せなくて反省している」と試合を振り返った。

 MIOについては「自分より身長が低い相手は初めて。やりやすかったといえばやりやすかった。思っていたより強さは感じられなかった。三日月蹴りを狙われていたが、女子で三日月を狙う人はあまりいなかった。それくらい」と話した。

 今後については「48kgって日本人でそんなに強い選手はいるかなって思うので、コロナが落ち着いて外国人が来れるようになったらトーナメントをやりたいと思う」とさらなる強豪との戦いに目を向けた。