映画『映像研には手を出すな!』に手を出した理由! プロデューサーを直撃!

©2020 「映像研」実写映画化作戦会議 ©2016 大童澄瞳/小学館
偉くてカッコ良さそうなイメージですがプロデューサーってそもそもどんな仕事?

「プロデューサーの仕事は、言わばいろんな人を焚きつけていく仕事。こういうのをやりませんかといろんな人に声をかけ、ある程度まとまったら、じゃこれ僕が企画したってことでいいですかといって進める(笑)。自分をハブにしていろんな人を刺激して集めていく仕事、といったところでしょうか。トラブル発生は当たり前、何かあればとにかく僕が謝りに行くというのが日常ですけど…何本もやっていると慣れます。僕も心が折れてから復活するスピードが異常に早くなりました(笑)」

金森は「クリエイターは面倒くさい」が口癖ですが…やはりクリエイターは“面倒くさい”?

「それは…英監督の悪口になってしまうので言えませんが(笑)…というのは冗談で、英監督は確かに“面倒くさい”ですけど、すごいのはそれがすべて作品を良くするための“面倒くさい”なんです。だから僕らも信頼して、分かりましたと言える。無理かなと思うことでもその方向に頑張りますと言えるんです。といっても本当にできないんで!ということもあるので、まさにリアル金森vs浅草のようなやりとりをしています。本当に無理と言って折れてくれる監督もいるけど、英監督はそれが作品を良くすると確信したら絶対に折れない人なので本当に“面倒くさい”です(笑)」

だからこそ誕生した“最強の世界”。

「浅草、水崎、金森のかわいさカッコよさ、実際の人物が演じているからこその臨場感、スケール感をスクリーンで満喫していただきたいと思います」