「みんなに幸せになる権利がある」堀潤が子供たちに伝えたかったこと。SDGSをテーマにリモート課外授業!



「給食とか水とかを無駄遣いしないことが大切だと思います」という生徒には「日本は、毎日ご飯茶碗1杯分のお米を捨てていると言われています。食品ロスはもったいないよね。でもそれに気づいたら変わるはず」とうなずいた。

「ご飯を食べられなかったり水を飲めない人もいるから、食べられる人は無駄にしてはいけないと思う」という生徒には「スーダンやガザの子供たちと比べたら自分たちは安心して勉強できてご飯が食べられるとわかったら、自分たちの役割は何なのか考えてみてほしいです。何気なく食べている野菜や小麦は、誰かの土地を強制的に奪って作られたものかもしれない。想像力を働かせてみるといいと思います」と、気づきを促した。

 他にも「戦争のない世界を作るために友達との差別をなくし、平等な社会を作りたい」、「ゴミをできるだけ減らしてリサイクルを頑張りたい」など、子供たちから上がった声に、一つひとつ、世界を見てきたジャーナリストの視点を交えてコメント。「世界のどこにでも、みんなと同じように夢や希望を持っている子供たちがいるし、みんなの中にも課題や悩みを持っている人もいると思います。みんなに幸せになる権利があります。だから、自分に出来ることは何かを考えて、アクションを起こしてみてください」と背中を押した。

 最後に生徒を代表し、須田晋仁郎くんが「社会のこ怖さや大切さを知って、社会を変えるために何ができるかを考えるうちに、いろいろな発想が生まれました。僕は困っている人を見たら助けるようにします。今日のお話を家の人にも伝えるようにします。堀さん、ありがとうございました」とあいさつ。堀氏も「皆さんは希望です。僕らの世代は、経済的に豊かになることが幸せだと思ってきた世代。でも間違っていたなと思うこともたくさんあります。それを変えていくには皆さんの協力が必要だし、逆に皆さんに教えてもらいたいこともたくさんあります」と締めくくった。