土屋太鳳が歌って踊って恋をして 初ミュージカル『ローマの休日』が開幕!




 とある国の王女がヨーロッパ歴訪の途中で立ち寄ったローマで、たった一日だけの自由な時間を過ごす。髪を切ったり、ジェラードを食べたり、スクーターでローマの街を疾走。ダンスパーティーではド派手な立ち回りも。そして、忘れられない恋も経験する。

 土屋はミュージカルに初挑戦だ。
 
 3日公開された最終通し稽古では、各国の要人の前で王女として立派に振舞いつつも実際には好奇心旺盛であどけない少女と、わずかながらも自由な時間を過ごしたことで王女であることを受け入れて生きていく女性へと変化していくさまを熱演。加藤和樹演じる新聞記者のジョー・ブラッドレーとの恋、太田基裕演じるカメラマンのアーヴィングとのコミカルなやりとり、アンサンブルとのダンスシーンなど、演技、歌、踊りといったさまざまな表現で観客を物語に引き込んだ。

 通し稽古のカーテンコールのあいさつで、土屋は自身のインスタグラムでも繰り返してきたように「自分は未熟で」と語っていたが、ティアラの輝きにも負けないキラキラした表情に報道陣も惜しみない拍手を送った。

 加藤も「ここが新たなスタ ートラインという意識を持ち、舞台に立てる喜びを噛み締めて、最後まで無事に誰一人かけること無く駆け抜けたいと思います」とコメントした。

 太田は「お客様に、ささやかな幸せや、温かさ、夢や日常を少しでも 感じて頂く事が出来るように精進したいと思います。笑って泣いて、寄り添うように優しい。そんな舞台になり ますように。劇場でお待ちしています」と、呼びかけている。

 5日初日の朝夏組では、ジョー・ブラッドレーを平方元基、アーヴィングを藤森慎吾が演じる。

 28日まで同所で。