北海道はグルメもでっかいどう!池袋で「北海道まるごとフェア」開催

 池袋のサンシャインシティで、おいしい食が揃う北海道をテーマにした「北海道まるごとフェア in サンシャインシティ」を開催している。今年で3回目となる同イベント、メイン会場の展示ホール「北海道まるごと物産展」では、海産物から地酒、スイーツまで北海道の名産が、東京初出店30店以上を含む70店以上が大集合!

 オープニングセレモニーに登壇した北海道商工会議所連合会の岩田圭剛会頭によると「今年の上半期に全国で企画されていた北海道物産展は、そのほとんどが新型コロナウイルスの影響で中止となった」といい、上半期に旅行や外食を自粛していた人にとってもうれしいイベントだろう。そのほかにサンシャインシティ 噴水広場でのステージイベント、専門店街アルパ飲食店やスカイレストランの一部店舗では北海道産食材を使用したレストランフェア、サンシャイン水族館で北海道にちなんだ生き物を紹介している。

 では、編集部が「北海道まるごと物産展」でセレクトしたグルメをご紹介! まず、北海道といえば新鮮な海鮮ということで、「北の台所 札幌かに工房」に直行する。かに問屋が直営する食堂である同店では、かにをメインに新鮮な魚介類をふんだんに盛り付けた豪快などんぶりが自慢。「豪快三食弁当」はタラバガニの脚肉、ほぐし身、いくら、ウニがたっぷりのって、ごはんが見えないくらい。その場で食べるのはもちろん、持ち帰りグルメにもおすすめの逸品だ。
北の台所 札幌かに工房の「豪快三食弁当」2300円(写真上、税込)/北斗〈HOKUTO〉の「北斗流熟成ザンギ」700円(写真下、税込)
 そして、北海道名物といえば「ザンギ」。鶏肉にしっかり下味をつけ、味付きの粉をつけて揚げているのが通常の唐揚げとの違いだという。「北斗〈HOKUTO〉」では、北斗市特産のホッキ貝醤油を使用したタレに漬け込んだ「北斗流熟成ザンギ」をチョイス。一つひとつのボリュームにも圧倒されるが、ひと口頬張るとカリカリ、サクサクの衣にあとにジューシーな鶏肉からホッキ貝の旨みがジュワーっと広がる。噛めば噛むほどおいしさが染み出すザンギに大満足。

 ご当地ラーメンは「札幌ラーメン武蔵」。スタンダードな札幌ラーメンの味を追求する同店は、2週間寝かせることで粉くささがなくコシを出した麺が特長だ。コクのある熟成味噌を使用し、仕上げに焦しマー油を回しかけた「焦し味噌ラーメン」は、「2017 東京ラーメンショー」で最優秀賞を受賞した逸品。熱々のスープと独特のシコシコ、プリプリの麺、道産チャーシューのハーモニーが絶妙で、スープを飲み干す頃には身体がポカポカになる。

 全国的なブームのクラフトビールも揃っている。「大雪地ビール」からは、新型コロナの鎮静と景気の回復を願った「あまびえ大雪ピルスナー(瓶)」をセレクト。かわいいラベルだけれど、淡い琥珀色に爽やかな喉ごし、ホップの苦味を特長とした王道のピルスナーの味わいだ。店頭で抜栓して北海道グルメのお供にしてもいいし、お土産にしても喜ばれそう。

 最後は北海道のご当地スイーツ「シメパフェ」、その名称を発祥させた「パフェ、珈琲、酒、佐藤」も出店している。人気ナンバー1の「塩キャラメルとピスタチオ」は、香ばしいアーモンドチュイール、黒い海塩をトッピングしたキャラメルアイスとピスタチオアイスの下にカシスムース、ソフトクリーム、林檎のジュレの層が連なっている。一つひとつの味が濃厚でおいしいうえに、食べ進むほどに味わいと食感が変化していくクオリティの高さ。お隣の「パフェ、珈琲、酒、佐藤 花れ」では持ち帰り用も扱っている。

 お腹が満腹になったら、せっかくなのでサンシャイン水族館へ。常設展示の最後に、連動企画として北海道北部と東部に生息する「オショロコマ」を特別展示している(〜11日)。サケ目サケ科の魚で、大半は川で一生を過ごして体長は20センチほど。個体数の減少から、現在は環境省より絶滅危惧II類に指定されている。細かい斑点の入った美しい模様で、元気に泳ぐ「オショロコマ」を見ているとこちらも元気をもらえるぞ。

 週末はあいにくのお天気だけれど、サンシャイン通りから屋内移動できるサンシャインシティで北海道気分を満喫してみては? 「北海道まるごとフェア in サンシャインシティ」は11日まで。

>次ページは札幌ラーメン、クラフトビールにシメパフェも!「北海道まるごとフェア」ギャラリー
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