丸の内に有名シェフと地域食材コラボ「奇跡のラーメン」キッチンカーが登場!

 千代田区・丸の内の丸ビル外構部および丸の内仲通りにて、有名シェフと日本各地の食材とのコラボラーメンが屋外で楽しめるイベント「丸の内×Japan47 ストリートレストラン」が行われている。丸の内と47都道府県が連携し、都心や丸の内エリアの活性化だけでなく、地方創生のハブとなることを目指す「丸の内×Japan47」事業の一貫という本イベント。今回は日本を代表するアイアンシェフが、出身地などの地域特産食材を使って創作した“奇跡のラーメン”を、スペシャルキッチンカーから日替わりで提供する。

 初日と14日に提供されるのは、パークハイアット東京「梢」の大江憲一郎元料理長が、出身地である山形県の食材とコラボした『さくらんぼ鶏の鯛スープそば』。鯛と鶏の出汁をベースに庄内浜の藻塩を使用した塩味のスープと、山形さくらんぼ鶏のチャーシュー、もがみねぎ、山形産のニラ、庄内浜で獲れた天然岩のり、山形の食用菊「もってのほか」を具材にした山形県のおいしさが詰まった一杯だ。麺は全メニュー“ラーメン界のカリスマ”塚田兼司がプロデュースし、長野県産と北海道産の小麦粉をブレンドしたもの。一つひとつの具材がしっかり主張しつつ、ゆずの香りと澄んだ鯛スープで上品な味わいにまとまっている。
“奇跡のラーメン”をスペシャルキッチンカーで提供する「丸の内 × Japan47 ストリートレストラン」
 そのほかにも日本料理「くろぎ」の黒木純オーナーシェフ監修で宮崎ニラ醤油を使った『宮崎 日向そば』(15〜17日)、中国料理「Wakiya一笑美茶樓」の脇屋友詞オーナーシェフ監修で北海道産ホタテの貝柱を使った『北海道ホタテ入り汁なし坦々麺』(18〜20日)、フランス料理「サンス・エ・サヴール」の鴨田猛料理長監修で熊本地鶏「天草大王」のスープに合わせ味噌、隠し味にホワイトチョコレートを使用した『熊本味噌とショコラブランの天草大王ラーメン』(21〜23日)が連日登場。さらにぜんざい発祥の地と言われる島根県出雲をフィーチャーした「TRUFFLE Bakery」と成田一成パティシエのコラボ「出雲のご縁あんぱん」や、「カフェファソン」の岡内賢治オーナー兼焙煎士監修の「コーヒー&みるくコーヒー」なども取り揃えている。

 イベントの一部食材は高速バスの空きトランクで農林水産物を運ぶ「産地直送あいのり便」と協力し、17〜18日には宮崎県と島根県の自宅に届く特産品セットとともに「神話の里(ふるさと)を訪ねるオンラインツアー」を実施。スペシャルキッチンカーでの注文の際は連絡先の記入と検温を行い、支払いはすべてキャッシュレス決済、バイオマスプラスティックの容器を使用するなど環境にも配慮している。売り上げの一部はNPO法人SPOONの活動に寄付されるという。

 13日のオープニングでは、観光庁観光資源課の飛田章係長が「感染症拡大の予防対策を行いつつ、丸の内ならではの取り組みとして屋外ランチを楽しむ空間を作っていただき、この場所をハブに丸の内、東京、そして地方を元気にすることを目指している」と挨拶。前観光庁長官で国土交通省の田端浩顧問は、「丸の内×Japan47」事業を「今後の観光の復興に向けていろいろなコンテンツをしっかり磨き上げ、内外からのお客様の旅の魅力をアップする事業。今回、丸の内で素晴らしい取り組みができ、多くの地域の人が元気を取り戻すようになれば」と説明した。

 丸の内のストリートからスペシャルキッチンカーにより“奇跡のラーメン”を提供するイベント「丸の内×Japan47 ストリートレストラン」は、丸ビル外構部および丸の内仲通りにて23日まで。

>>次ページは「丸の内×Japan47 ストリートレストラン」初日のメニュー紹介
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