乳がんと闘う矢方美紀、抗がん剤治療による見た目の変化の悩みを動画でサポート

 新型コロナウイルスの影響で総じて外出が減っている状況とはいえ、がん患者にとって「アピアランスの悩みが無くなるわけではない」と、トークセッションに登壇したアピアランスサポートをするNPO法人ふくりびの岩岡ひとみ氏。外出できないことで、以前と比べてより悩んでしまったり、病院の中で知り合った患者同士で情報交換することも難しくなっていることで孤独になりがちな状況にあるという。

 矢方は「会えないというのはすごい大変な時期だと思う。自分もがんになって2年が経って、病気について発信することが多かったんですが、この期間でで乳がんになっちゃったというご家族の方や知り合いの方が増えて、それと同時にウィッグってどうしたらいいのって相談される機会も増えました」という。

 そのなかで喜びを感じたことも。「ヘアドネーションを自主的にしている子もいて。コロナ禍だけど、変わらずに誰かのために何かができると動いてくれている人がいるというのを知れた。そういうことが続いているってうれしい」と笑顔を見せていた。

 矢方は今後も、さまざまな形で情報を発信していく。この日発売になった『27歳のニューガン・ダイアリー ~ボクの美紀ちゃんが乳がんになった話~』(講談社)では、治療を続けながら夢を追いかける日常を、事実をもとにフィクションを交えた漫画で届けている。

 動画は、YouTubeで「#あぴさぽチャンネル」 、もしくはFWD富士生命、NPO法人ふくりびの公式ページで視聴できる。